新たなステージへ進化したデジタル・ミキシング・システム
従来のデジタル・ミキサーの概念を超越し革新的な機能性能と直感的なレイアウトを身にまとったStudioLiveは、約6年もの歳月をかけ新たなステージへ進化しました。パワフルなユーザー・インターフェース、比類ないサウンド・クオリティ、優れたDSPパフォーマンス、Wi-Fi/LANダイレクト接続、96kHzサポート、素早く直感的なワークフロー、オンボードFireWire s800インターフェース、Mac®、Windows®、iOS®とタイトに統合するソフトウェア・スイートを特長とするStudioLive AIミキサー・シリーズは、ライブでもスタジオでも統合的で合理的な制作環境を提供します。
ユーザーのフィードバックを元にデザインの見直しを徹底的に行い、各チャンネルとバスにデュアル・シグナル・プロセッシングのアナログ・ワークフローと、起こりうる問題を解決しミックスした作品の録音と配信を可能とする統合的なソフトウェア・スイートを提供。オプションのネットワーク/通信カードを使用すれば、将来の新しいテクノロジーにも対応可能な柔軟性も有しています。ハードウェアとソフトウェアを自社で提供するPreSonusのStudioLive AIミキサー・シルーズは、デジタル・ミキシング/レコーディングにおける現在最高のテクノロジーを提供しながら、極めて直感的な操作性能を両立しています。
未来のテクノロジー、それがActive Integration™
新しいStudioLive AIミキサー・シリーズは、パワフルでサーフェス駆動型のインターフェース、豊富なDSPプロセッシングとアナログI/O、専用ミックスバスによるレイヤーレス・ミキシングなど、1stジェネレーションのStudioLiveで評価されたすべての特徴を受け継いでいます。StudioLive 32.4.2AI、24.4.2AI、16.4.2AIの3モデルがラインアップされているStudioLive AIミキサー・シリーズでは、これらのテクノロジーがさらに進化!1stジェネレーションのStudioLiveにデザインも雰囲気も似ていますが、徹底的に見直され、機能と処理能力が大幅に向上しています。
その違いはAI(Active Integration™)。AIは、ネットワークによりタイトに統合するハードウェアとソフトウェアによるコンプリートなエコシステムであり、システム内の接点はすべてコミュニケートし、起こりうる問題をこれまで不可能であった方法で解決可能です。
Active Integrationについて詳しく読む
Active Integrationを搭載したPreSonus製品は、パワフルな32Bit浮動小数点DSP、無線/有線ネットワーク、USB 2.0接続、そして独自のソフトウェアを組み合わせることで、起こりうるライブ・サウンドとスタジオでの問題を解決。ハードウェアとソフトウェアとの統合において業界をリードするPreSonusは、Active Integrationにでこのコンセプトをさらに高いレベルへシフトさせ、これまでにないハイエンドな機能をも提供します。
現行のActive Integrationを搭載したPreSonus製品には、最先端のOMAP™ L138プロセッサーを採用。このプロセッサーは、チップ上にコンピューターそのものが実装され、32Bit/96kHzマルチストリームCPUの動作周波数は350MHz、オペレーティング・システム、100Mb Ethernet通信、USB 2.0/1.1、豊富な高速RAMを統合しています。
StudioLive AIミキサー・シリーズでは、Active IntegrationテクノロジーにMac®、Windows®、iPad®用の無償ソフトウェアを使用したパワフルなWi-Fiリモート・コントロール性能が提供されます。さらに、標準Ethernet接続とオプションのDante/AVBネットワークも使用可能。StudioLive AIミキサー・シリーズは、極めてフレキシブルでパワフルなネットワーク・システムの構築が簡単に可能なのです。
StudioLive AIミキサー・シリーズの処理能力は、これまでの最上位機種であったStudioLive 24.4.2に比べて64倍、RAMにおいては何と10,000倍にまで向上しています。この性能向上により機能セットも拡張!内部エフェクトバスは2倍となり、1チャンネルに対してEQとダイナミクス設定を2セット作成し、ボタン・タッチひとつですばやくA/B比較を行うことが可能となりました。Active IntegrationのパワフルなCPUにより、圧倒的な音質で高い評価を獲得した64BIt DAWであるStudio Oneのオーディオ・エンジンを移植することができ、サミング・エンジン、EQ、ダイナミクスに同一の64ビット係数を使用できます。つまり、Studio Oneのサウンドをより優れたものにする様々な機能を、StudioLive AIミキサー・シリーズへ積極的(アクティブ)に統合(インテグレーション)させたというわけです。結果としてサウンドはよりビッグに、ステレオイメージは向上し、ディテールがよりはっきりとした音質になっています。
Active Integrationは、新機能や機能向上を今後のファームウェアおよびソフトウェアのアップデートで追加することができます。つまり、ハードウェアなのにソフトウェアの様にアップデートし常に進化することが可能なのです。そして、Active Integrationの利点はハードウェアにとどまりません。StudioLive AIミキサー・シリーズに用意された新しいソフトウェア・スイートも、この革新的なネットワーク機能を活用できるようリデザインされています。
アクティブに統合されたソフトウェア・スイート
StudioLive AIミキサー・シリーズは、よりよいミキシングやレコーディングを支援し、楽しみながら作業ができる、最新鋭かつ無償のソフトウェア・スイートとタイトに統合されています。ソフトウェアの統合とその機能性能という点において、一般的なデジタル・ミキサーでこれほど優れた機能を提供している製品はありません。事実、より高額なデジタル・ミキサーでもこれほどまでの機能性能を提供する製品はほとんどありません。
StudioLive AIソフトウェア・スイートについて詳しく読む
StudioLive AIソフトウェア・スイートは、Active Integrationプラットフォーム用にリデザインされタイトに統合する、マルチトラック・レコーディング・ソフトウェアのCapture™ 2.1、DAWソフトウェアのStudio One Artist®、Smaart Measurement Technology™を搭載したエディター/ライブラリアン/コントロール・ソフトウェアのVirtual StudioLive-AIが含まれています。
さらに、iPad®用のコントロールApp StudioLive Remote-AI、iPhone®/iPod® touch用のAuxミックス・コントロールApp QMix™-AIをApple App Storeから無償で入手可能です。
これらはすべて、相互通信およびStudioLive AIミキサー・シリーズとの通信向けにリデザインされています。つまり、Capture™ 2.1でシーンを保存・ロードし、Studio OneのFat ChannelプラグインとVSL-AIの間でプリセットを共有することが可能。SL Remote-AIに入力されているチャンネル名はネットワーク(Captureを含む)を経由して送信されるため、チャンネルの名称設定は1回で完了。StudioLive AIミキサー・シリーズを含むどこからチャンネル名を設定しても構いません。
一般的なデジタル・ミキサーでは得られないハイレベルの統合機能には以下の様な機能が用意されています。Capture 2.1でライブ録音する場合には、StudioLive AIミキサー・シリーズのシーンをCaptureのセッション・ファイルとともに保存でき、Studio OneでCaptureセッションをシームレスにインポートが可能。また、StudioLive AIミキサー・シリーズのシーンを含むCaptureセッション・ファイルをインポートする場合には、フェーダー値、ミュート、パン、FXセンド・ミックスを含むStudioLive AIミキサー・シリーズのシーンにマッチする様にStudio Oneのミキサー設定が行われ、Fat Channel設定はStudio Oneに新たに追加されたFat Channel Native Effects™プラグイン内にロードされます。これにより、StudioLive AIミキサー・シリーズ本体が手元になくても、ライブと同じサウンドのミックスをStudio Oneをインストールしたラップトップで再現することが可能となるのです。
有線/無線ネットワークを標準搭載
StudioLive AIミキサー・シリーズでは、Active Integration™テクノロジーにMac®、Windows®、iPad®用の無償ソフトウェア・スイートを使用したパワフルなリアルタイムWi-Fiダイレクト・リモートコントロールが用意されています。1stジェネレーションのStudioLiveとは異なり、ワイヤレス・コントロールのために本体にMacやPCを接続する必要はありません。
StudioLive AIシリーズのワイヤレス・ネットワーク構築は簡単!詳しく読む
ワイヤレス・ネットワーク構築が初めてでも心配は無用。StudioLive AIミキサー・シリーズのワイヤレス・ネットワークへの接続は簡単です。
ワイヤレス・ルーターをEthernetケーブルでStudioLive AIミキサー・シリーズ本体に接続すれば、システムは(Mac OS XやWindowsのように)ネットワーク認証を得ているものと見なしStudioLive AIミキサー・シリーズをネットワークに自動接続します。ワイヤレス接続をする場合には、使用可能なワイヤレス・ネットワークをスキャンした名前で対象のネットワークを探します。ワイヤレス・ネットワークの名前が「StudioLive」であれば、StudioLive AIミキサー・シリーズは自動的に接続します。IPアドレスの作成やサブネット・マスクを入力する必要はありません。
つまり、コンピューター、iPad、iPhoneをワイヤレス・ネットワークに接続したことがあれば、StudioLive AIミキサー・シリーズをワイヤレス・ネットワークに簡単に接続できるのです。もちろん、企業、教育機関、官庁などでは、ファイアーウォールにより保護された安全なネットワークが必要であり、このような場合には多少の知識が要求されますが、StudioLive AIミキサー・シリーズはこのような環境にももちろん対応。StudioLive AIミキサー・シリーズのネットワーキング・バックボーンは、IANA(Internet Assigned Numbers Authority)に登録されており、ポート47809を開くだけでStudioLive AIのコントロール・ネットワーク・トラフィックが通過します。
StudioLiveは、マルチチャンネルのFireWireオーディオ・インターフェース機能を搭載してきましたが、新しいStudioLive AIミキサー・シリーズではより高速なFireWire s800オーディオ・インターフェースが2系統搭載され、さらに今後開発予定のオプションであるThunderbolt、Dante、AVBなど最新技術を搭載したオプション・カードと交換することも可能です。
ネットワークおよびレコーディング接続とオプションについて詳しく読む
StudioLive AIミキサー・シリーズでは、これまでのStudioLiveに搭載されていた定評あるレコーディング機能がさらに向上しています。FireWireポート(従来のStudioLiveミキサーに装備されていたFireWire 400ではなく、FireWire s800)を使用して、StudioLive AIミキサー・シリーズをライブ/スタジオ・レコーディング用にMacまたはWindows PCに接続したり、Smaartオーディオ分析などのVSL-AIソフトウェアによる有線コントロールが可能です。
StudioLive 32.4.2AIミキサーでは、最大48chのオーディオ・ストリームをコンピューターに送信し、最大34chのプレイバック・ストリームをリターンすることができます。StudioLive 24.4.2AIは40chのデジタル・センドと26chのデジタル・リターン、16.4.2AIは32chのセンドと18chのリターンをそれぞれ提供しています。
StudioLive AIミキサー・シリーズには、ワイヤレス・ルーター接続に使用するためのUSBワイヤレス(Wi-Fi)LANアダプター専用のUSB 2.0ポートが装備されUSB Wi-Fiアダプターも同梱されています。標準Ethernetポートはワイヤレス・ルーターへの有線接続用に使用でき、2種類の方法でルーターに接続することが可能です。また、使用できるのはFireWireと標準Ethernetに限りません。FireWire s800ポートとEthernetポートはカード上に装備されているため、Dante、AVB、Thunderboltを搭載したオプション・カードと入れ替えることで最新テクノロジーを活用することも可能です。
安全、安定、セキュリティ万全
パワフルなネットワーク接続とワイヤレス・リモート・コントロールは素晴らしい機能です。しかし、何者かによりWi-Fiシステムがハッキングされたり、コンソール・スペースが無人になったのを見計らって誰かがFOHエンジニアに成り代わろうとしたらどうしますか?StudioLive AIミキサー・シリーズには、セキュリティ機能が装備されこの様な問題の発生を防ぐことが可能です。
StudioLive AIミキサー・シリーズの権限とロックアウトについて詳しく読む
ライブでのミックス経験が豊富ならば、なんらかの理由でコンソール・スペースを離れなければならない際のセキュリティがいかに重要であるかは十分ご承知のことでしょう。ワイヤレス・リモート・コントロール・システムのセキュリティも、ハッカーの登場によりますます重要度を増しています。StudioLive AIミキサー・シリーズに搭載されたシステム全体を効率良く保護するセキュリティ機能は、このような背景から誕生しました。
StudioLive AIミキサー・シリーズでは、コンソール・スペースから離れている間に第三者が設定を変更できない様に本体の任意のセクションをパスワードで保護することが可能です。このロックアウト機能が搭載されていないデジタル・ミキサーはたくさんありますが、一般的なデジタル・ミキサーに比べてStudioLive AIミキサー・シリーズがセキュリティ面で大きく優れているのは、ワイヤレス・リモート・コントロールのネットワークをも保護されている点です。StudioLive AIミキサー・シリーズでは、SL Remote-AIを実行しているネットワーク上のiPadでコントロール可能な機能を決定する権限を設定できるのです。
また、ネットワーク上のiPhone/iPod touch用QMix-AIで可能なコントロール範囲をAuxミックス全体にするかWheel of Meのみに限定するかを決定することも可能です。例えば、リズム・ギタリストは良質のモニター・ミックスを作成できるのでミックスのコントロールを許可し、リード・ギタリストはモニター・ミックスをぐちゃぐちゃにしてしまってから聞こえないと文句を言うから、こちらでモニター・ミックスを用意し、Wheel of Meを使用して自分に合わせて調整させる、といった振り分けが簡単にできます。
さらには、ルーターのパスワードを持っているかどうかに関係なく、iOSデバイスを完全にブロックし、ネットワークから閉め出すことすら可能です。
小さな筐体にジャイアント級のコンソール機能を搭載
StudioLive AIミキサー・シリーズと同レベルのアナログ・コンソールならば、ノブとボタンが無数にある1メートルを超えるチャンネル・ストリップ、そして高価なシグナル・プロセッサーの巨大なアウトボード・ラックが必要となるところです。
StudioLive AIミキサー・シリーズの各チャンネルとバスには、スタジオグレードのコンプレッサー、リミッター、ゲート/エキスパンダー、4バンド・パラメトリック・イコライザーが搭載されています。各入力チャンネル、Aux、FXバスにはハイパス・フィルターも用意され、入力チャンネルには極性反転も搭載されています。
これらはすべて「Fat Channel」と呼ばれるプロセッシング/ルーティング・セクションに用意されています。
一般的なデジタル・ミキサーとは異なり、制限や妥協、共有リソースもなく、どのプロセッシングがどこで使用可能かを理解する必要もありません。すべてのプロセッシングはいつでも利用可能なのです。
StudioLive AIミキサー・シリーズは、1stジェネレーションのStudioLiveに比べて大幅にパワフルな処理能力と非常に高速なRAMが搭載されており、EQとダイナミクスプロセッサー設定を各チャンネルとバスに対して2セット作成し、[Alt EQ & Dyn]ボタンを使用して素早くA/B比較することが可能。ギタリストが一部の曲にストラトを使用し別の一部の曲にレスポールを使用する場合は、2チャンネルを使用するのではなく、Fat Channel設定をギター毎に作成しておけば、ギターを切り替える度にボタンを押すだけで完了です。
各入出力にチャンネル・ストリップを2つずつ使用するようなものです — それも、よりシンプルかつより効率的に!
StudioLive AIミキサー・シリーズのFat Channelプロセッシングについて詳しく読む
[Select]ボタンを押すとStudioLive AIミキサー・シリーズのFat Channelセクションがオンになります。このセクションは、コンプレッサー、リミッター、ゲート/エキスパンダー、4バンド・パラメトリックEQ(StudioLive 16.4.2AIではセミパラメトリック、32.4.2AI/24.4.2AIではフルパラメトリック、16.4.2AIはSL Remote-AIおよびVSL-AI経由)を各チャンネルとミックス・バスに提供します。各チャンネルとAuxバスにはハイパス・フィルター、各チャンネルには極性反転も搭載されています。もちろん、ルーティング、パンニング、シーン、設定の保存と呼び出しも可能です。
このプロセッシング・パワーのすべてを複雑なメニュー操作に煩わされることなく最大限に活用できるよう、Fat Channelは分かりやすいラベル表示のフィジカル・ノブで操作するようデザインされています。工夫されたマルチ機能16段階LEDディスプレイと見やすいSelected Channelディスプレイに加え、パン・ディスプレイも個別に用意されています。どの機能も素早く簡単に操作でき、結果が分かりやすくはっきり表示されます。明るい青色の[Select]ボタンはアクティブなチャンネルまたはバス(ステレオリンクしているチャンネルとバスを含む)に対してのみ点灯するので、どのチャンネルやバスがプロセッシング中であるのかがひと目で分かります。
StudioLive AIミキサー・シリーズには、新たに「Quick Parameter Null」機能が搭載されており、Fat Channelプロセッシングでの作業がより簡単になっています。Fat Channelパラメーターをゼロ・アウトのシーン設定に戻したい場合には[Tap Tempo]ボタンを押したまま、パラメーターのエンコーダーを回します。これだけで完了です。
前述のとおり、StudioLive AIミキサー・シリーズはハードウェア/ソフトウェアのエコシステムです。タイトに統合されたソフトウェアにより、重要な機能が追加され操作性が大幅に向上されます。その好例が、Rational AcousticsのSmaart Measurement Technology™です。このテクノロジーは、MacおよびWindows用のPreSonus VSL-AIコントロール・ソフトウェアに統合されています。
Smaartにより、StudioLiveの4バンド・パラメトリックEQを活用し、システムのサウンドを向上させることができます。問題となるフィードバック周波数を正確に検出、スピーカーを部屋に合わせて調整、リモート・スピーカーに対して正確なサブグループ・出力ディレイ時間を設定など、ウィザードによるユーザーフレンドリーな操作で、音響学の知識がなくても簡単に調整できます。
単体のプロセッサーに匹敵するハイクオリティ・エフェクト
プログラミング可能な32BitステレオDSPエフェクト・エンジン4基には、即戦力のリバーブとディレイ・エフェクトが搭載されています。ステレオ・プロセッサーにはそれぞれ独自の内部FXバスがあり、他のリソースを損なうことなく4基すべてを常に使用することができます。
リバーブは豊かでディテールに優れており、息をのむ臨場感を演出します。ディレイの精度は極めて高く、スラップ・エコーは典型的なテープ・エフェクトのサウンドを生み出します。50種類のエフェクトはすべて、パラメーター、タップ・テンポ、保存/呼び出し、シーン選択などの使いやすい機能が搭載されており、クリエイティブな作業に最大限のフレキシビリティを提供します。
StudioLive AIミキサー・シリーズの実用的な32Bitデジタル・エフェクト50種類について詳しく読む
一般的なデジタル・ミキサーには、50種類を大きく越えるデジタル・エフェクトを搭載している製品もあります。しかし、そういった「エフェクト」には飛び道具的なものが多く、特殊効果以外にはあまり役に立たないこともよくあります。一方、StudioLive AIミキサー・シリーズに付属するライブラリは、熟練したサウンドのプロフェッショナルが制作した本格的で実用的なリバーブとディレイばかりであり、32Bit少数浮動点プロセッシングと精巧なアルゴリズムによる豊かなサウンドとなっています。もちろん調整可能な多数のパラメーターを使用して新たなサウンドを得ることもできます。
AMBIENCE
SMALL ROOM
- Closet
- Studio A
- Studio B
- Bedroom
BRIGHT ROOM
- Kitchen
- Tile Floors
- Tile Bathroom
- Concrete Floors
SMALL HALL
- Radio Booth
- Small Club
- Big Club
BRIGHT HALL
- Brick House
- Linoleum Room
- Tile Room
WARM HALL
- Log Cabin
- Wood Floors
- Brick Club
- High Ceilings
GATED HALL
- GateVerb Short
- GateVerb Med
- GateVerb Long
- GateVerb Extreme
LARGE HALL
- Church
- Cathedral
- Gymnasium
- Arena
PLATE
MONO DELAY
- M: Short Slap
- M: Long Slap
- M: Triplet
- M: Triplet
FILTER DELAY
- Analog Slap
- Analog Trip
- Analog 8th
STEREO DELAY
- Slap Quick
- Long Slap
- Spacey
- Long Tail
- ST: Triplet
PING PONG DELAY
- Quick
- Slap
- Spacey
- Trip
- Purple Rain
豊富なグラフィックEQ
StudioLive AIミキサー・シリーズでは、すべてのAuxバスとメインにグラフィックEQが搭載されています。すべてが同時に機能し、他のリソースの妨げになることもありません。さらに、各グラフィックEQにはA/Bオプションも搭載。ロックバンド用に低域をブーストさせておいて、その後ボタンひとつでインターミッションのBGM用にEQを切り替えるなどの操作ができます。
そしてFireWire経由でVSL-AIに接続すれば、Smaart Spectra™ Spectrograph、RTA、StudioLive EQを使用して、ミュージシャンが気付く前にフロア・ウェッジのフィードバックをすばやく押さえることができます。
アナログI/Oも豊富
StudioLive AIミキサー・シリーズの背面には、お馴染みの端子が並んでいます。各チャンネルにXLRマイク入力、1/4”ライン入力、TRSインサート・ポイント、さらにその他の入出力が多数装備されており、入力チャンネルとバス・センドにはそれぞれ独自の端子が用意されているため共有や妥協の必要がありません。
StudioLive AIミキサー・シリーズの接続性について詳しく読む
一般的なデジタル・ミキサーとは異なり、StudioLive AIミキサー・シリーズにはフィジカル出力を伴う専用のミックス・バスが搭載されています。Auxミックス1はAux 1出力に常に供給、Auxミックス2はAux 2出力に常に供給…となります。サブグループ、トークバック・バス、テープ・センド/リターンについても同様です。出力が足りなくなったり、どのバスをどの端子に送るかと頭を悩ませることはなく、矛盾がなく分かりやすい配線とルーティングです。
また、StudioLive AIミキサー・シリーズには同価格帯の多くのデジタル・ミキサーとは異なり、各チャンネルにXLRマイク入力、1/4” TRSライン入力、アナログ・インサート・ポイントも装備され、DB25コネクターのアナログ・ダイレクト・チャンネル出力も用意されています(コネクター毎に8チャンネル)。
StudioLive AIミキサー・シリーズでは、アナログI/Oが足りない、どのバスがどの端子に送られているのか分からなくなることもありません。妥協のないアナログ接続性を提供しています。
PreSonusのスピリットが息づく
優れたサウンドのミックスを得るには、(StudioLiveの操作性、機能、統合ソフトウェアの力を借りた)スキルも重要ですが、マイク・プリアンプとA/D/Aコンバーターの性能、クリーンな信号経路、アルゴリズムのパフォーマンスも重要です。
StudioLive AIミキサー・シリーズは、これらすべてをクリアしています。PreSonusは、アナログ・マイク・プリアンプ、デジタル・インターフェース、シグナル・プロセッサーで高い評価を獲得しているブランドです。また、StudioLive AIミキサー・シリーズは徹底的なリデザインが施されており、1stジェネレーションのStudioLiveにも増して優れたサウンドを提供します。
PreSonusのXMAX™クラスAプリアンプにより、一般的なデジタル・ミキサーに比べ、余裕のあるヘッドルーム、リッチな低音域、滑らかな高音域、奥行きのあるサウンドが得られるのです。高いヘッドルームの32Bit浮動小数点プロセッシングがすべてのデジタル・ミキシングに使用され、各入出力に装備された最新鋭のハイエンドBurr-Brown デジタル・コンバーターは118dBのダイナミック・レンジを誇ります。
XMAXプリアンプについて詳しく読む
レコーディング・クオリティを決める重要な要素はプリアンプ・デザインであるとPreSonusは考えています。StudioLive AIシリーズ・ミキサーはさまざまなマイクロフォンに対応するハイ・ボルテージおよびディスクリートのカスタム・デザインによるXMAXクラスAマイクロフォン・プリアンプを搭載しています。
マイクロフォン・プリアンプは、マイクロフォンの信号レベルをライン・レベルへ増幅しアナログからデジタルへコンバートします。このマイク・レベルからライン・レベルへの増幅は、一般的にマイク・レベルのボルテージを400倍以上に増幅したものがプリアンプリフィケーションとなります。多くのオーディオ・インターフェースに採用されているオペアンプ回路を使用したプリアンプでは、音が細く、ノイズが多く、荒いサウンドの要因となるのです。
しかしXMAXプリアンプでは、音響のクオリティの制限となるのは接続されるマイクのみとなります。
XMAXクラスAマイクロフォン・プリアンプは、次の3つの要素を特徴としています:
- ハイ・ボルテージXMAXクラスAマイクロフォン・プリアンプは30Vものパワーレールを使用していますが、オペアンプを使用した一般的なプリアンプでは、10V〜18V程度のパワーレールが使用されています。ハイ・ボルテージ・パワーにより、余裕のあるヘッドルームが得られリッチな低音域、滑らかな高音域、奥行きのあるサウンドが得られるのです。
- ディスクリート・デザイン — XMAXクラスAマイクロフォン・プリアンプは、オペアンプ回路を一切使用せずトランジスター、レジスター、コンデンサーのみで構成されています。オペアンプはノイズ、色づけ、ざらついた質感を付加してしまいますが、ディスクリート・デザインでは最小のノイズと透明度を提供します。
- 純A級 — XMAXクラスAマイクロフォン・プリアンプは、回路に常に最適な電圧が流れている状態が保たれます。そのため、通常のオペアンプ回路で見られるクラスA/B回路と比較して、クラスA回路では電圧が切り替わる際に生じるクロスオーバー歪みがなく、よりピュアでクリーンな音楽的サウンドを実現。
- XMAXプリアンプ・デザインでは、大きなヘッドルーム、最小のノイズ、広いダイナミック・レンジと周波数特性、そして何よりも滑らかな高音域とリッチな低音域による妥協のない音楽性と透明度が得られるのです。
StudioLive AIミキサー・シリーズのコンピューターへの同期には特許を取得したTC Applied Technologies社のJetPLL™(フェイズ・ロック・ループ)ジッター低減テクノロジーを採用し、優れたステレオ定位とクリアで透明なオーディオを実現しています。
JetPLLについて詳しく読む
コンピューターへの安定かつ堅牢な同期は、JetPLL™ジッター低減テクノロジーによるものです。JetPLL™は、実質的にすべてのオーディオ帯域のジッターを取り除くためにノイズ・シェイピングを使用し、優れたステレオ定位と透明度の高い最高のコンバート・パフォーマンスを実現。JetPLLは、どのような種類のデジタル・フォーマットに対しても高速にロックし、さまざまなクロック周波数でも強固なパフォーマンスを提供します。そして、オーディオ機器のネットワークにおいても同様に優れたパフォーマンスを保証します。
アナログの操作性とデジタルのパワーが融合
PreSonusのスタッフは、バンドのメンバーとして活動する者がたくさんいます。彼らは皆、従来型のミキサーを長年にわたって使用してきました。そしてその多くは、初期のデジタル・ミキサーの直感的とはいえないインターフェースや、バンク切り替え、レイヤー、入れ子型メニューなどに悩まされてきました。そして、現在のデジタル・ミキサーの多くも同じ問題を抱えています。
デジタル・ミキサーは、ライブ・イベントのミックスや、アーティストがスタジオ入りしている場合には、素早く作業できることが重要です。StudioLive AIミキサー・シリーズでは、別操作を経ないと選択できない多目的メニューなどはなく、あらゆるコントロールを目視で確認し操作できる親しみやすいインターフェース・デザインを目指しました。やむを得ずメニューを開かなければならない場合であっても、StudioLive AIミキサー・シリーズなら、すばやく必要なページを開くことができます。
StudioLive AIミキサー・シリーズの優れた操作性について詳しく読む
StudioLive AIミキサー・シリーズは、バンクやレイヤーを使用しないため現在の作業箇所やコントロール箇所が分かりやすくなっています。各チャンネルとバスの[Select]ボタンでFat Channelプロセッシング・セクションにアクセスできることが分かれば、すべて把握したも同然です。LCDを使用してアクセスするのは、4つのステレオ・エフェクト・プロセッサー、グローバル・システム設定、いくつかの特別設定だけ。ミキシングとレコーディングに必要な主要機能は、すべてミキシング・サーフェスのフロント・パネルにあります。
LCDページも操作は簡単。ページの一部は、関連するハードウェア・ボタンやコントロールを操作すれば自動的に適切なページが表示されます。例えば、チャンネルまたは出力バスが選択されている場合、[Channel Info]ページがLCDに開きます。このページから、役立つ情報を表示させたり、各チャンネルとバスの名前をカスタマイズできます。
StudioLive AIミキサー・シリーズには、分かりやすくラベル表示されたMute/Soloボタンとロータリー・トリム・コントロール、EQとダイナミクス・プロセッシング用のノブがそれぞれ用意され、Auxセンドにも独自のフィジカル・コントロールが搭載されています。また、各チャンネルには大型で明るく見やすいメーター・ディスプレイとレベル・フェーダーが搭載されています。
Talkback、Monitor、Cueとコントロールルーム・ソースが搭載されたマスター・セクションは、アナログ・ボードのマスター・セクションに似ていますが、さらにパワフルで柔軟性に優れたものとなっています。
つまり、アナログ・ミキサーを使用したことがあれば、StudioLive AIミキサー・シリーズにきっと満足するでしょう。また、ミキサーをこれまで使用して来なかった方なら、プロフェッショナルなミックスとレコーディングをすぐに作成できるようになります。
対して、多くのデジタル・ミキサーでは、何度もLCD画面に戻り、プロセッシングやルーティングのアサインやコントロールをメニューを通して操作しなければなりません。どのチャンネルやバスを操作しているかは、どのバンクを選択しているのかにより異なるため、それらを把握しておくことが必要となります。ライブのミックス中に急いで修正が必要な場合、果たして必要な処理を手際よく行うことができるでしょうか?アナログ・ボードに慣れ親しんでいる方であっても、覚えるのにかなりの時間がかかるはず。また、アナログ・ボードでのミックスを知らない方なら、一から覚えるのは二度手間で苦痛でしかありません。
StudioLive AIミキサー・シリーズなら、すばやく操作できミックスとレコーディングに集中できます。簡単に最高のパフォーマンスを提供し、ギグを楽しむことすらできるのです。
必要な音を手間取ることなくすぐさま聴くことができる様に、ソロとミュートに細心の注意を払いました。これらの機能は、StudioLive AIミキサー・シリーズで大幅に向上しています。
向上したソロ機能について詳しく読む
StudioLive AIミキサー・シリーズは、チャンネル、サブグループ、Auxバスそれぞれにバックライト付ソロ・ボタンを装備しています。1stジェネレーションのStudioLiveのソロはラッチ・モードのみに対応していました。ラッチ・モードでは、複数のチャンネルとバスを同時にソロにすることができます。これは最も使用頻度の多いモードで、StudioLive AIミキサー・シリーズでもソロのデフォルト・モードです。
StudioLive AIミキサー・シリーズではラジオ・モードも選択できるようになりました。このモードでは、一度に1つのチャンネルまたはバスのみソロにできます。その他にも、CRモードも選択できます。このモードは、いずれかのチャンネルをソロにすると、ソロ・バスがモニター・バスに自動的にパッチされ、現在ソロ・バスでオンになっている他のバスが無効になります。CRモード中は複数のチャンネルとバスを同時にソロにすることができますが、一度にモニター・バスにパッチできるのは入力またはバス1つのみです。
ラッチ・モードとラジオ・モードでは、モニター・バスをサミング・アンプとして機能させることができます。CRモードは、アナログ・ミキサーに見られるオールドスクール・タイプのソロです。状況に最適なソロ・モードを選択できるようになったのは、ユーザーからのフィードバックによるものです。
StudioLive AIミキサー・シリーズのもうひとつの新機能は、ソロ・クリアです。[Tap Tempo]ボタンを押したままミキサー上の[Solo]ボタンを押すだけで、すべてのソロをクリアすることができます。すべてのソロ・ボタンがこれだけで解除できます。
StudioLive AIミキサー・シリーズには、各チャンネルとAuxにバックライト付きミュート・ボタンが用意されています。StudioLive 32.4.2AIには、ミュートがさらに便利になる機能、6つのミュート・グループと[All On]および[All Off]ボタンも用意されています。StudioLive 24.4.2AIと16.4.2AIも負けてはいません。ミキシング・サーフェス自体には用意されていませんが、VSL-AIを使用してミュート・グループを利用できるのです。
ミュート・グループについて詳しく読む
ミュート・グループを使用すれば、複数のチャンネルおよびバスのミュートとミュート解除を1つのボタンで操作可能。StudioLive 32.4.2AI(または、StudioLive 24.4.2AI/16.4.2AIではVSL-AI上)では、例えばドラム・マイクをミュート・グループ1に、その他の楽器をミュート・グループ2に、バックグラウンド・ボーカルをミュート・グループ3に、すべてのAuxバスをミュート・グループ4に、4つのFXバスすべてをミュート・グループ5に、ミキサーのすべてのチャンネルをミュート・グループ6にそれぞれアサインできます。
こうしておけば、音が混み合ってきた場合に1つのボタンですべてのドラム・マイクをミュートすることができます。また、リード・ボーカルがバンドを紹介している間は、ボーカルにアサインされているすべてのエフェクトをミュートすることができます。バンドの休憩中は、すべてのチャンネルを同時にミュート。そして、ステージを解体して機材の配線を抜く作業を始める段階になったら、メイン・フェーダーを落とし、1つのボタンですべてのステージ・モニターをミュートすることができます。
ミュート・グループはすばやく簡単に作成できます。グループに入れたいチャンネルやバスをミュートしたら、[Mute Group]ボタンを押したままにします。ボタンが1秒間点滅し、グループが保存されていることを示します。その後ボタンは点灯します。
すべてのチャンネルやバスをミュートするには?[All On]ボタンを押しましょう。また[All Off]ボタンを押せば、すべてのチャンネルとバスのミュートが一度に解除されます。
StudioLive 24.4.2AIと16.4.2AIにはミュート・グループ機能が用意されていませんが、これは本体のサイズによるものです。StudioLive 32.4.2AIは約2.5cm広く、PreSonusはこのスペースを利用してこの極めて便利な機能を搭載させました。
即時に保存と呼び出し
アナログ・ミキサーを使用してパーフェクトなミックスを得るのに問題となる要素は2つあります。まず、パーフェクトなミックスは、仕上がった後に再現するのが難しいこと。次に、優れたミックスは動的であり、曲毎またはライブ、サービス、プレゼンの部分毎にレベル、エフェクト、EQを変更しなければならないこと。公演の度に、多数の設定を記録しリセットしなければなりません。
このような場面こそ、デジタルのパワーが発揮される部分です。StudioLive AIミキサー・シリーズでは、デジタル設定をすべて保存し、クイック・セットアップと呼び出しに利用できます。
シーンと設定の保存と呼び出しについて詳しく読む
StudioLive AIミキサー・シリーズでは、ミキサーの全設定を含むシーンを保存したり、Fat Channelの設定だけを保存することもできます。複数のチャンネル間で設定をコピー&ペーストすることも可能です。DSPエフェクトを個々に保存し、素早く簡単にコントロールすることもできます。分かりやすい[Copy]、[Load]、[Save]ボタンのおかげで、操作はすばやく簡単。
もちろん、Virtual StudioLive-AIをラップトップで使用することで、無制限数の設定とシーンに名前を付けて保存することができます。シーンと設定の保存とロードは、ドラッグ&ドロップと非常にシンプル。これ以上なく簡単です。
StudioLive 32.4.2AIには6つのユーザーアサイン可能なクイック・シーン・ボタンが用意されており、シーンの保存と呼び出しがより素早く便利になっています。StudioLive 24.4.2AI/16.4.2AIユーザーはVSL-AIでクイック・シーン・ボタンを使用できます。Active Integrationにより、StudioLive AIミキサー・シリーズではコントロール・サーフェスのサイズに関係なくさまざまな機能ボタンを使用できます。
クイック・シーン機能について詳しく読む
クイック・シーン・ボタンでは、シーンをメモリに保存したり名前を付けたりする必要なく、シーンを作成できます。これは、今後ミキシング予定のない複数のバンドのミキシングを行う場合に特に便利です。また、この機能は、保存されている重要なシーンをすぐに呼び出せるようにしておくのにも使用できます。
クラブ、教会、講堂など、特定の場所に合わせて常に一定のサウンドを得ることができ、各曲に合わせてシーンを微調整したり、即時に設定を呼び出すことができます。ミキサーの操作に不慣れな人でも、StudioLive AIミキサー・シリーズなら簡単に操作することができるようになるでしょう。
(注:コントロール・サーフェス上にクイック・シーン・ボタンが用意されているのはStudioLive 32.4.2AIのみとなります)
ワークフローをより簡単かつスピーディにする、楽器、ボーカル、ナレーションなどに合わせて設定されたチャンネル設定ライブラリが付属しており、これを起点に用途に合わせて調整できます。StudioLive AIミキサー・シリーズに新たに搭載されたこれらのプリセットおよびユーザー独自のカスタム設定は、カテゴリ別に分類・ブラウズが可能。ホーンやギターのプリセットまで通してスクロールすることなく、お気に入りのボーカル・プリセットをすばやく見つけることができます。AutoStore自動保存機能により、現在の設定が定期的に自動保存されるため、万が一電源が落ちてしまっても安心です。
チャンネル・プリセットのサンプル・リスト
StudioLive AIミキサー・シリーズのFat Channelなら、6フィート・ラックのシグナル・プロセッサーと同等のプロセッシングを各入力に適用できます。サウンド経験豊富な方なら、どのオプションも気に入っていただけることでしょう。しかし、プロ・オーディオの世界に足を踏み入れたばかりの方にとっては、ゲーティング、コンプレッション、リミッティング、セミパラメトリック・イコライゼーションなどはかなり複雑に思えるかもしれません。PreSonusがスターティング・ポイントとして使用できる50種類の優れたプリセットを構築しようと考えたのはそのためです。
1stジェネレーションのStudioLiveの発売前、プロのサウンド・ミキサーやエンジニアにStudioLiveを提供し実際のライブやスタジオの条件下で思う存分調整してもらい、結果をファクトリー・プリセットとして保存しました。ドラム、パーカッション、ギター、キーボード、ホーン、ボーカル、ナレーションを最良のサウンドへと調整する彼らの長年の経験が活かされたプリセットを使用することができるのです。
もちろん、どのプリセットも、変更、名称変更、一般的なカスタマイズを加えて、50種類ある空の保存ロケーションに保存することができます。下記はその一例です。
DRUMS
- Kick, Funk, Jazz,
- Fat Snare and Snare Crackalak
- Toms Low and Hi Overhead
- Rock
- その他9種類
BASS
- Electric 1, 2
- Slap
- Upright
GUITAR
- Rock 1, 2
- Funk
- Metal
- Acoustic
- その他3種類
KEYBOARDS
- Bright Piano
- Warm Piano
- Jazz Piano
- その他3種類
HORNS
- Trumpet
- Trombone
- Sax
- Solo Sax
PERCUSSION
VOICE
- 男声プリセット3つ
- 女声プリセット2つ
- 話声プリセット2つ
選べるStudioLive
StudioLive 24.4.2AI、StudioLive 16.4.2AI、StudioLive 16.0.2ではなく、StudioLive 32.4.2AIを選ぶ理由は何でしょう?
StudioLive 32.4.2AIは新しいフラグシップ・モデルで、多くの点でStudioLive 24.4.2AI/16.4.2AIに類似していますが、最も分かりやすい違いは、32.4.2AIは24.4.2AIや16.4.2AIに比べてチャンネル数とAuxバス数が多いことです。また、クイック・シーン・ボタンとミュート・グループ・ボタンがミキシング・サーフェス上にある唯一の製品でもあります(StudioLive 24.4.2AI/16.4.2AIではVSL-AIで同じ機能を使用できます)。その他にもいくつか違いがあります。
StudioLive AIシリーズの各ミキサーの違いについて詳しく読む
3モデルは多くの点においてほとんど同じですが、以下の表にあるように、いくつか特筆すべき違いがあります。
簡単にまとめると次のようになります。32チャンネルと14Auxを必要としない場合、[Quick Scenes]ボタンとミュート・グループ・ボタンがミキシング・サーフェス上になくても大丈夫な場合、コンパクトなサイズがお好みの場合(16.4.2AIはラックマウント可能でラック耳付属)、StudioLive 24.4.2AIまたは16.4.2AIをおすすめします。
|
32.4.2AI
|
24.4.2AI
|
16.4.2AI
|
入力チャンネル
|
32
|
24
|
16
|
Auxバス
|
18(14xアナログ出力、4x内部FX)
|
14(10xアナログ出力、4x内部FX)
|
10(6xアナログ出力、4x内部FX)
|
ミュート・グループ
|
6
|
6(VSL-AIから)
|
6(VSL-AIから)
|
クイック・シーン
|
8
|
8(VSL-AIから)
|
8(VSL-AIから)
|
デジタル・センド/リターン
|
48/34
|
40/26
|
32/18
|
Fat Channel EQ
|
4バンド・パラメトリック、バンド毎/グローバルでオン/オフ
|
4バンド・パラメトリック、バンド毎/グローバルでオン/オフ
|
4バンド・セミパラメトリック(ミッドバンド:ハイ/ローQスイッチ)、バンド毎/グローバルでオン/オフ
(VSL-AIおよびSL Remote-AIを使用したフルパラメトリックEQ可)
|
ゲート・パラメーター
|
オン/オフ、スレッショルド、レンジ、アタック、リリース、キー・フィルター、キー・リッスン、エキスパンダー
|
オン/オフ、スレッショルド、レンジ、アタック、リリース、キー・フィルター、キー・リッスン、エキスパンダー
|
オン/オフ、スレッショルド、リリース
(レンジ、アタック、キー・フィルター、キー・リッスン、エキスパンダーはVSL-AIおよびSL Remote-AIを使用することで選択可)
|
リミッター・パラメーター
|
オン/オフ、スレッショルド
|
オン/オフ、スレッショルド
|
オン/オフ
(スレッショルドはVSL-AIおよびSL Remote-AIを使用することで選択可)
|
グラフィックEQ
|
18(Aux、メイン)、フロントパネルGEQスイッチ
|
12(Aux、メイン)、フロントパネルGEQスイッチ
|
8(Aux、メイン)、フロントパネルGEQスイッチ
|
ラックマウント
|
不可
|
オプションのアダプターと特大サイズのラックを使用することで可
|
可(ラック耳付属)
|
外寸(奥x幅x高)
|
54.13cm x 80.21cm x 17.82cm
|
54.13cm x 63.98cm x 17.82cm
|
56.8cm x 43.74cm x 17.53cm
|
質量
|
22.68kg
|
13.6kg
|
10.43kg
|
要望がそれほど高くない場合やバジェットに限りがある場合には、StudioLive AIミキサー・シリーズの代わりにStudioLive 16.0.2を選択することをおすすめします。StudioLive 16.0.2にはActive Integrationは搭載されていませんが、よりロープライスで軽量、非常にポータブルな製品となっています。さらに、StudioLive AIミキサー・シリーズには搭載されていないMIDI端子が用意されているのも特長です。
StudioLive AIミキサー・シリーズとStudioLive 16.0.2の違いについて詳しく読む
StudioLive 16.4.2AIとStudioLive 16.0.2の違いを見てみましょう。StudioLive 16.0.2にはActive Integrationは搭載されていませんが、よりロープライスで軽量、非常にポータブルな製品となっています。
またStudioLive 16.0.2は、StudioLive 16.4.2AIには用意されていない機能もあります。メイン出力レベル、エフェクトレベルとルーティング、シーン変更のMIDIコントロールです。標準5ピンDIN端子のMIDI I/Oが装備されており、MIDIフットペダルやその他のMIDI機器からのリモート・コントロールに最適です。また、コンピューターの標準MIDIインターフェースとしても機能します。StudioLive 16.0.2はFireWireでMIDIを送受信することもできるため、MIDI機能をDAWから自動化することもできます。
|
StudioLive 16.4.2AI
|
StudioLive 16.0.2
|
一般的な機能
|
|
|
入力チャンネル
|
16モノ
|
計16:8モノ、4ステレオ
|
XMAX™プリアンプ
|
16チャンネルとトークバック
|
12チャンネル
|
Auxセンド
|
6
|
4
|
サブグループ
|
4
|
0
|
フェーダー
|
100mm (全チャンネル、サブグループ、メイン)
|
60mm (全チャンネル、Aux、メイン)
|
MIDI I/Oとコントロール
|
不可
|
可 (5ピンDIN端子およびFireWire)
|
レコーディング・インターフェース
|
|
|
インターフェース・タイプ
|
FireWire s800 2系統、Thunderboltオプション
|
FireWire 400 2系統
|
デジタル・センド
|
32:16チャンネル、16 Auxセンド
|
16チャンネル
|
デジタル・リターン
|
18:16チャンネル、ステレオ2トラック
|
16:16チャンネルまたは14チャンネル+ステレオ2トラック
|
ネットワーク
|
|
|
USB 2.0 COMポート、Wi-Fi LANアダプター
|
あり
|
なし
|
ワイヤレス・コントロール
|
ルーター経由のダイレクト接続
|
VSLとコンピューターが必要
|
標準Ethernet
|
あり
|
なし
|
オプションカード
|
DanteまたはAVB + Thunderbolt
|
なし
|
シグナル・プロセッシング
|
|
|
デュアルFat Channel、A/B比較
|
あり
|
なし
|
セミパラメトリックEQ
|
4バンド
|
3バンド
|
ゲート/エキスパンダー
|
切替可
|
エキスパンダーのみ
|
エフェクト・プロセッサー
|
2リバーブ、2ディレイ
|
2リバーブ/ディレイ
|
31バンド・グラフィックEQ
|
8リンク可能モノ、各Auxとメイン・バスにインサート可
|
1ステレオ(メイン)
|
ワークフロー
|
|
|
メータリング・スタイル
|
ピークまたはピーク・ホールド
|
ピーク
|
ソロ、ミュート、デジタル・リターン・ボタン
|
各機能にそれぞれのボタン
|
多機能ボタン
|
ソロ・クリア
|
あり
|
なし
|
ソロ・タイプ
|
ラッチ、ラジオ、コントロール・ルーム
|
ラッチ
|
Auxミュート
|
あり
|
なし
|
クイック・パラメーター・ゼロ
|
あり
|
なし
|
Fat Channelプリセット・カテゴリのブラウズ
|
可
|
不可
|
プログラム可能なスクリブル・ストリップ付きチャンネル情報ページ
|
あり
|
なし
|
コントロール・ソフトウェア
|
|
|
エディター/ライブラリアン
|
VSL-AI
|
VSL
|
Smaart Spectragraph
|
各チャンネルとバス
|
メイン・バスのみ
|
Smaart RTA
|
各チャンネルとバス
|
メイン・バスのみ
|
Smaart®ウィザード対応
|
あり
|
なし
|
自動プリセット/シーン同期
|
あり
|
なし
|
iPadリモート・コントロール
|
StudioLive Remote-AI
|
StudioLive Remote
|
iPhone/iPod touch Auxコントロール
|
QMix-AI
|
QMix
|
レコーディング・ソフトウェア
|
|
|
Capture 2.1
|
|
|
ミックス・シーンのロード/保存
|
可
|
不可
|
チャンネル名同期
|
可
|
不可
|
デジタル・リターンを介したリモート・コントロール
|
可
|
不可
|
Studio One Artist
|
|
|
ミックス・シーンのインポート
|
可
|
不可
|
Fat Channelプラグイン・プリセット交換
|
可
|
不可
|
サイズ
|
|
|
ラックマウント
|
可(ラック耳付属)
|
可(ラック・アダプターはオプション)
|
外寸(奥行きx幅x高さ)
|
56.8cm x 43.74cm x 17.53cm
|
39.7cm x 40.6cm x 14cm
|
重量
|
10.43kg
|
9.07kg
|
説明文書やビデオも豊富に取り揃え
StudioLiveに関する解説、導入事例、ユーザー・ストーリーなどを多数用意しています。また、このページ上の[メディア]タブでは、StudioLiveミキサーの使用方法に関する説明ビデオもご覧いただけます。StudioLive AIミキサー・シリーズの実力をご理解いただくには、正規PreSonusディーラーにて実機を体験するのが一番。PreSonus正規ディーラーについての情報は販売店一覧をご覧ください。
直感的かつ優れたその操作性をご自身の目で、クラスAプリアンプ、リッチなDSPエフェクト、極上のサウンド・クオリティをご自身の耳で確かめてください。アクティブに統合された最新鋭のソフトウェアとワイヤレス接続性のパワーと可能性を体験できます。今最も刺激的な小型フォーマットのデジタル・ミキシング/レコーディング・システムであるStudioLive AIミキサー・シリーズを選択すべき理由が、きっとご理解いただけることでしょう。
MI7ストアでご注文可能