Duende Native | Channelは、デジタル・コンソール「C200」に搭載されているセクションのプラグイン版でXL9000Kコンソールのイコライザーとダイナミクス・セクションを基礎としています。Solid State Logicは、1977年に全チャンネルにダイナミクスとEQを完備したインライン・コンソール4000Bを世界で初めて発表しました。このChannelプラグインはその伝統を受け継ぎ、個別のハイパス・フィルターとローパス・フィルター、4バンド・パラメトリック・イコライザー、独立したコンプレッサー/リミッターとゲート/エクスパンダー、アウトプット・ゲイン調整を搭載しています。
※Channelは現在SSL Web Storeでの限定販売です。
入力セクションは6セグメントLEDメーターと±20dBの入力ゲイン、位相反転スイッチが搭載されています。
フィルター・セクションには12dB/オクターブのローパス・フィルターと18dB/オクターブのハイパス・フィルターが装備されています。ローパス・フィルターは3kHzから22kHz、ハイパス・フィルターは20Hzから500Hzまで設定可能です。さらにそれぞれOUTポジションに設定することでフィルターをバイパスできます。
イコライザーは4バンド・パラメトリックEQです。2種類の独特のEQカーブがあり、ひとつはSSL GシリーズEQを、もうひとつはSSLのクラシックなEシリーズEQの最新版を再現しています。プラグインにはハイとロー周波数シェルビング・イコライザー(BELLボタンによってピーキング・カーブに変更可能)と周波数帯域が重複したQ調整可EQが2バンド装備されています。LFセクションの周波数帯域は40Hz – 600Hzで最大16.5dBのカット/ブースト、HFセクションの周波数帯域は1.5kHz – 22kHzで最大20dBのカット/ブーストが得られます。
ダイナミクス・セクションはコンプレッサー/リミッターとエキスパンダー/ゲートから構成されています。各セクションは独立して動作しますが、同時使用も可能です。これらにより信号レベルの複雑な制御が可能になります。フィルターまたはイコライザー・セクションをダイナミクスのサイドチェーンに配置することができるのでディエッサーなどの高等処理も可能です。
ゲート/エキスパンダー・セクションには可変レンジ(0から40dB)、可変スレッショルド(-30dBから+10dB)、固定アタック・タイム(100µSの高速アタックに設定可)、可変ホールド・タイム(0から4秒)、可変リリース(0.1から4秒)などの便利な機能が備わっています。