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音楽プロデューサー|松隈ケンタ SCRAMBLE STUDIO 音楽プロデューサー|松隈ケンタ
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Buzz72+のギタリストとして活躍後に音楽プロデューサーへ転身し、その骨太なサウンドが高く評価され、柴咲コウ、中川翔子、BiSなど数多くのアーティストを手がける松隈ケンタ氏。現在ではクリエイター・チームSCRAMBLESを立ち上げ、レコーディング・スタジオの運営からレーベル/スクールまで精力的に活動しています。そんな松隈ケンタ氏のプロダクションに欠かせないツールがPreSonusのStudio One。今では、曲作りからレコーディング/ミックスに至るまで全てStudio Oneで完結していると語る松隈ケンタ氏に、SWITCHした理由とプロデュース・ワークを独占インタビュー。

    

バンド魂に再び火が点いて、総合的にプロデュースするようになった

—— プロデューサーを志す切っ掛けとは
 コンペでは楽曲だけの提供で、自分が作ったデモのアレンジとは全く違っていました。それはそれでカッコ良かったですけど、そこでバンド魂に再び火が点いてしまって(笑)。自分が書いた曲はアレンジもやらなきゃダメだなと。もっと言えば、プロデュースしなければダメだなと。その後、中川翔子さんの曲を手掛けた時に、制作チームの方々が「やれるところまでやっていいよ」と言ってくださって、アレンジだけでなくボーカルのディレクションまでやらせてくれて。その時に、やっぱりこっちの方が自分に合っているなと改めて思いましたね。そこからはボーカルのディレクションやスタジオ・ワークといったことを一生懸命勉強して、今はアレンジ/プロデュース込みで仕事を受けています。

—— 本格的にプロデュースされたのはBiSですか
 そうですね。後にBiSのマネージャーになる渡辺淳之介くんと池尻のスタジオで知り合って、二人で何か一緒にやりたいねと話していました。彼がつばさレコーズに移ってBiSの中心メンバーとなるプー・ルイを発掘して、「面白い子見つけたので何か一緒にやりましょうよ」と声をかけてくれて。最初の1年位は彼女だけで出してみたんですけど鳴かず飛ばずで、渡辺くんとこれからどうしようかと話していたらプー・ルイが「わたし、モーニング娘。さんが憧れだったんですよ」とか言うんですよ。僕も渡辺くんもアイドルには全く興味がなかったのですが(笑)、そんなヤツらがアイドルを手掛けたらどうなるんだろうと思って始めたのがBiSです。

 僕も渡辺くんもロック野郎だったので、ポップなメロディーの洋楽サウンドで行こうと。あと話したのは、せっかくなので武道館まで行きたいねってことくらいですね(笑)。だから最初のアルバムBrand-new idol societyは13曲入っていますけど、1曲1ジャンルという感じで、ロックあり、ヘビメタあり、ジャジーなロックありとサウンドはバラバラ。それまでのアイドル・グループとは違う音楽性や一筋縄でいかない感じが面白いということになって、ファンがどんどん増えて行きましたね。作り手側は完全に遊んでいる感じでしたけどね(笑)。

Studio Oneがプリインストールされた商用スタジオSCRAMBLE STUDIOのレコーディング・ルーム
Studio Oneがプリインストールされた商用スタジオSCRAMBLE STUDIOのレコーディング・ルーム

—— プロデュースを始めてCHOKKAKUさんの影響を感じますか
 感じますね。CHOKKAKUさんって、自分の考えを押し付けないというか、アーティストに合ったプロデュースをするんですよ。相手の考えをしっかり尊重してくれるというか。例えば僕はバカテクにギターを弾けるわけではないので、そういう相手にはプレーではなくサウンドや味にこだわれと言ってくれて。僕もそういうプロデューサーになりたいなと思っていますね。

Studio Oneは脚色されない本当の音を、そのまま聴くことができる

—— Studio Oneへ“スイッチ”した切っ掛けとは
 CHOKKAKUさんに「この仕事をやって行くならDAWを使えなきゃダメだぞ」と言われて、初めにSONARを手に入れました。ハードディスク・レコーダーで色々やっていたので、割とすぐに使えるようにはなりましたね。その後、Steinberg Cubaseやスタジオとの互換性のためにAvid Pro Toolsも併用してきました。

Studio Oneでエディットを行う松隈ケンタ氏
Studio Oneでエディットを行う松隈ケンタ氏

 その当時作業場を別に借りたんですよ。歌録り用ブースも作って。そこでレコーディングをするのであればPro Tools|HDXシステムが必要だなと思って大金を握りしめて付き合いのある楽器店へ行ったんです(笑)。彼は、僕がクリエイターということを分かっていて「松隈さんならStudio Oneが良いですよ。騙されたと思って使ってみてください」と言ってきて..。僕は、あんまり人の言うことを信用しないんですけど、数百万円握りしめて買い物に来た人に数万円のものを薦めるわけですから、これは信用していいんじゃないかと(笑)。で、Studio Oneを買って帰りました。

—— Studio Oneの最初の印象は
 Studio Oneって、凄く音が良いと言われているじゃないですか。でも僕は最初、何か音がブヨブヨしていて、シャキッとしていない感じがしたんです。それで、他のDAWと聴き比べをやってみようと思い、同じようにミックスしたファイルを各々のDAWで書き出して、じっくり比較試聴してみました。そうしたらStudio Oneの音が一番良かったんです。ミックスの時は音がブヨブヨしている印象なのに何故なんだろうと思ったんですが、何度も聴き比べていると、それはStudio Oneの解像度が高いからだと気がつきました。解像度が高いから、まとまっていない音はそのままブヨブヨ聴こえるのだと..。それで、Studio Oneは本当の音を脚色せずにそのまま再生するDAWだと気づいたんです。それからはStudio Oneの音がしっくりきて、今はStudio Oneじゃないと作業できないですね。

 とにかくStudio Oneの音は脚色されていない。例えば僕は、ズンタンズンタンというスピード感のある曲を作ることが多いですが、Studio Oneだとそのビートのもたりが気になる。他のDAWだとキッチリ聴こえているビートが、Studio Oneだともたって聴こえるんですよ。でもそれって本当のビートが鳴っているから、そう聴こえると思うんです。だからStudio Oneだと、コンプレッサーを使ってビートを修正することができる。いじりがいがあるDAWというか、Studio Oneの音に耳が慣れてしまった今では、他のDAWだとよく分からないのでミックスのやりようがないですね(笑)。

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