Harmonics

サウンドに炎を

サウンドに迫力を出すためにディストーションを加えてみたものの、色落ちしダイナミクスが損なわれたサウンドになった経験はありませんか。5つのディストーション・サウンド、そして入力信号を検知/解析してダイナミクスをコントロールできる革新的なHarmonicsならば、これらを解決可能。サチュレーター/ディストーションとして機能するHarmonicsならば、分厚く音楽的なサウンドを提供します。

ギター、ボーカル、ドラム、ベース、さらにはシンセでも、あえてエッジを際立たせたい場合がよくあります。しかし、このためにディストーションを使用するとダイナミクスが損なわれ、問題解決どころか問題が発生しかねません。また、ディストーションが少な過ぎると音が抜けず空間にも広がりません。逆に多過ぎると音の陰影(アタックとディケイ)が失われます。トランジェントがテイルに溶け込み、細部と輪郭が消え失せてしまうのです。

つまみの光沢からモダンな印象を受けつつも、VUメーターのオレンジ色の具合がスタジオ機材っぽく、気分が盛り上がります。字が細かいので一見複雑に見えましたが、機能はシンプルなので慣れてしまえば問題無さそうです。画面左から主な機能を確認していきましょう。VUメーターはLEVELTHD(Total Harmonic Distortion)を選択して使用可能。THDはひずみの量を示すもので、コンプレッサーのゲイン・リダクションのような針の振れ方で表示されるため、ひずみの度合いが把握しやすくなっています。 [レビュー記事を読む]

福田聡
レコーディング・エンジニア

...クランチなドラム、ファジーなベース、エッジーなリード・ボーカル、正にパーフェクトなオールインワンのプラグイン...

ジョー・チッカレリ
ミキサー/エンジニア/プロデューサー

そこでHarmonicsの登場です。Harmonicsには、素晴らしいサウンドの5つのアナログ・ディストーション・モデル(という説明では追い付かないほどの可能性があります)が用意されています。また、サウンドを歪ませている最中にダイナミクスをコントロールするという革新的なアプローチが採られています。Harmonicsで入力信号を検知して解析すると、激しいディストーションを適用しても、ダイナミクスと細部が維持された状態で強調されるのです。

さらに、Harmonicsは、サウンドの全く異なる、コンポーネント毎にモデリングされた5つのディストーション・スタイル、ハイ・カットおよびロー・カット・フィルター、ミックス・ノブなども備えており、強力なツールとなります。

素晴らしいプラグイン。とても多目的で音楽的。これで作る厚いサウンドがお気に入り…

ハワード・ウィリング
プロデューサー、エンジニア&ミキサー

主な特徴

  • コンポーネント毎にモデリングされた、完全に異なる5つのディストーション・サウンド
  • 革新的な「ダイナミック・トランジェント・コントロール」テクノロジー
  • サチュレーションの量を調整する「Amount」ノブ
  • ディストーションのトーンやカラーを調整する「Character」ノブ
  • ディストーション前後に設定できるハイ・カットおよびロー・カット・フィルター
  • パラレル処理のためのウェット/ドライ・ノブ
  • サチュレーションを微調整できるTHDメーター
  • 欠点のない、純粋な咆哮
  • ジョー・チッカレリとハワード・ウィリングが作成したプリセットを収録
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