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amp'box Recording studio 山田ノブマサ amp'box Recording studio

英国の名門Solid State Logic。言わずと知れたコンソールの老舗メーカーであり、最近ではプラグインやAD/DAコンバーターなどDAW製品でも高い評価を獲得しています。Solid State Logicの新しいプラグイン・スイートであるDuende Nativeをいち早く導入した、LOVE PSYCHEDELICOの作品などで知られるレコーディング・エンジニア山田ノブマサ氏にロング・インタビューを実施。ビクター・スタジオでの長年のキャリアを有しSSLコンソールを知り尽くした山田氏がDuende Nativeの魅力を語ります。

     

—— EQに特化したプラグインX-EQはいかがですか?
 X-EQは、純粋なデジタルEQとしても優秀なんですが、それ以外の用途でも活躍する使いでのあるプラグインですね。たとえばプリセットがいくつか用意されていて、その中にハム・ノイズ除去と言うプリセットがあるんですが、これがとてもよく出来ているんですよ。Qがもの凄く細く設定できる特長を活かして、50Hz近辺のハム・ノイズを除去してくれるのと同時に、100Hz、200Hz、400Hzといった高次倍音もしっかり除去してくれるんです。ですから、ちょっとしたレストレーション・プラグインとしても活躍してくれますね。もちろんプリセットには、こう言う特殊なものだけでなく楽器用も用意されています。EQは基本的にはフラットな位置から使うものだと思うんですけど、最初にイメージに近いプリセットを選んで、そこから調整していくと言うのもアリですよね。

X-EQをエディットする山田氏

—— X-EQはゲインが±20dBと余裕があるのも特徴的ですが
 そうそう。だからスパッとカットできますし、持ち上げたい時も十分。それと10バンドと、バンド数が多いのも便利ですね。普段はそんなに使うことはないとは思うんですけど、たまに細かい補正が必要になる時があるんですよ。その場合、Renaissance EQとかだと2つ直列で繋げなければならない。しかしその様な使い方をすると、レーテンシーとかいろいろな問題が生じるので、1つのプラグインで10バンドと言うのは便利ですよね。

 ゲイン・レンジが±20dBと余裕があって、バンド数も10バンドと十分。さらにQが細かく設定できたりと、X-EQはデジタルであることのメリットを最大限活かしたEQになっていると思います。その辺り、よく分かっているなと言う感じですよね。

—— サウンドのキャラクターはいかがですか?
 EQ & Dynamics Channelとは違って、SSLのEQと言うよりはRenaissance EQとかに近い感じ。クセが無く、自分で音を作っていけるEQと言う印象ですね。フリケンシー・ディスプレイの表示どおりに利いてくれるので、言ってみれば数学的なEQと言う感じです。デジタルEQは、こう言う利きのものの方が好きですね。このX-EQもVocalstrip同様、フリケンシー・ディスプレイにFFTの解析結果がリアルタイムに表示されるんですよ。だから視覚的に分かりやすく、正確な補正を行うことができます。これはデジタルEQならではですね。

Duende Nativeには現場で欲しいものが揃っている

—— 最後に、ダイナミクスに特化したプラグインX-Compはいかがですか?
 X-Compは、X-EQのコンプレッサー・バージョンと言う感じで、これもデジタルの良さを活かしたプラグインですね。チャンネル・コンプレッサーとしてだけでなく、マスター・トラックでの使用にも対応すると思います。世に出回っているマスター用のコンプレッサー/リミッターって、実際に使ってみると意外とクセがあるものが少なくないんですよ。それに比べてX-Compは、音的にほとんどクセが感じられないので、マスター用のコンプレッサー/リミッターとして最適だと思います。

 X-CompもX-EQ同様、プリセットが入っているんですが、おもしろいのがStereo Bus Compressorのプリセットも入っているところ。先ほどStereo Bus Compressorのネックとして、インプット・トリムとアウトプット・トリムが設定できない点を挙げましたけど、このX-Compなら両方とも設定することができるので、Stereo Bus Compressorの拡張バージョンとして使用するのもいいかもしれませんね。パラメーターも細かく設定することができますし。

—— X-CompがあればStereo Bus Compressorは不要ですか?
 いや、Stereo Bus CompressorはStereo Bus Compressorでいいところがあるんですよ。パラメーターが限られている分、音作りはしやすいですしね。本物のコンソールに慣れている方は、Stereo Bus Compressorの方が使いやすいでしょう。ただ、より深く設定したい場合は、X-Compがあれば対応できると言うことですよね。両方ともあった方がいいです。

—— GUIのデザインもSSLらしいと思うのですが
 SSLのコンソールって、エンコーダーのサイズ、隣接感、配置がとても良く考えられているんですよ。EQ & Dynamics Channelを見てもらえれば分かると思いますが、ゲインとQとフリケンシーが、ちょうどトライアングルの形に配されていて、このレイアウトはスペース・ユーティリティー的に有利だけでなく、思うままにエンコーダーが操作できるんです。その操作性の良さはプラグインでも引き継がれていますね。指先で直接エンコーダーを触るわけではないので、最初は関係無いかなと思ったんですが、プラグインになってもやっぱり操作しやすい。この操作感の良さは、VocalstripやDrumstripにも活かされている印象で、どのプラグインもとても操作しやすいですね。おそらく、人間工学とかその辺りをよく考えてデザインしているんでしょうね。

 総じてDuende Nativeは、とてもよく考えて開発されたプラグイン・コレクションだと思います。レコーディング・エンジニアが現場で欲しいものがちゃんと分かっていると言うか。その辺りはさすがはSolid State Logicと言う感じですね。

amp'box Recording studioにて



山田ノブマサ山田ノブマサ
(レコーディング・エンジニア)

大学在学中よりジャズ、ロックなどのバンドでドラムを演奏。ビクター・スタジオに入社後1993年にフリーランスのエンジニアとなり自身のスタジオ amp'box Recording studioを拠点に近藤等則、一三十三一などを手掛けたほか、LOVE PSYCHEDELICOの制作にはエンジニアとしてだけでなくミュージシャンとしても活躍中。


Duende Native
   

MI7 Japan Inc.

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