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DJ & プロデューサー|DJ URAKEN|DJ URAKEN DJ & プロデューサー|DJ URAKEN|DJ URAKEN DJ & プロデューサー|DJ URAKEN|DJ URAKEN
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エレクトロニック・ダンスミュージックをベースとした幅広い音楽性が支持され、海外のダンス・チャートにランクインしてきたDJ URAKEN氏。現在は、ダンス・ミュージックに留まらず、テレビ、ラジオ、ゲームなど多方面でのサウンド・プロデュースや、ヴィレッジヴァンガードの金田謙太郎氏とRIZM DEVICEを結成し水曜日のカンパネラのリミックスを担当するなど、日本、UK、オーストラリアなどワールドワイドに精力的な活動を続けています。そんなDJ URAKEN氏のトラック・メイキングに欠かせないのがPreSonusのStudio One。その優れた音質と直感的な操作性に惹かれ、10年以上使い続けたDAWからSWITCH。Studio Oneの魅力とトラック・メイクのテクニックを独占インタビュー。

    

マスタリング・プラグインをインサートし、アレンジ終了時にマスタリングも完了

—— トラック・メイクキングのフローとは
 僕の場合、先ずはリズム・トラックをラフに作ることからスタートしますが、サンプラー・ソフトを使用せず、キックやスネアといった各パーツをオーディオ・トラックに直接貼ってリズム・トラックを制作していきます。サンプラー・ソフトを使うと、どうしても音質が変化して、サンプラーの音になってしまうじゃないですか。それがどうも好きになれなくて..。キックとスネアだけでなく、ハイハットやシンバルなども全てオーディオ・トラックに貼っています。サンプラー・ソフトを使うのは、ピッチベンドなど特殊なことをやりたい時だけですね。

 オーディオ・トラックに各パーツを直接貼ってビートを構築する手法は10年程前からですが、リズム隊に音程感を付けたい時やキックなど各パーツのキーを全体もしくは部分的に変えたい時、あとコーラスが1本しかない時にダブルを作りたい時などにトランスポーズを活用しています。Studio Oneはイベント単位で、しかもリアルタイムで処理できてしまうのが凄いですよね。


RIZM DEVICEがリミックスを担当した水曜日のカンパネラ「桃太郎」


オリジナルの水曜日のカンパネラ「桃太郎」

 リズム・トラックが仕上がったら、リミックス・ワークの場合はコード進行が決まっているのでベースに移り、オリジナル曲の場合にはピアノの音色でコード進行を決めてからベースを作って行きます。リズムとベースに関しては、この時点でかなり作り込みますね。僕の場合、グルーヴをある程度完成させてから上モノに取りかかります。

 始めた頃は鍵盤が弾けなかったので、マウスを使って全て入力していたのですが、鍵盤を練習して少しは弾けるようになったので最近はリアルタイム入力が増えました。とりあえず鍵盤入力して、後でマウス修正するという感じですね。僕の場合はエディットしないと自分の狙っているサウンドをうまく表現することができないし、それが一つのデスクトップ・ミュージシャンとしての手癖というか個性にもなっていると思うので、マウスを使ったエディットは必ずやっています。

—— 曲作り/アレンジとミックスは分けて作業しますか
 いや、上モノの音色を作り込み、アレンジを進めながら並行してミックスもやってしまいます。さらに言うと、僕の場合はマスター・トラックにリミッターなどのマスタリング系プラグインをインサートした状態でアレンジ/ミックス作業を進行します。ですから、アレンジが終わる時にはミックスやマスタリングもほぼ完了しているわけです(笑)。

 これはイギリスに行った時に知り合いのDJ達が行っていたテクニックで、 2006年頃向こうのスタジオで作業した時にこれを見てなるほどと思い、自分のスタイルとして取り入れました。ダンスミュージックにおいては最終的に仕上がった時の鳴りや音像がアレンジや音色選びに大きく影響するからなんですよね。凄く合理的な考え方だなと思いました。

Studio Oneのサウンドはバランスが良く、思ったところにしっかり定位する

—— Studio Oneへ“スイッチ”した切っ掛けとは
 2012年に、スタジオにレコーディングに来ていた人が凄いDAWを見つけたと教えてくれたんですよね。その時に初めてStudio Oneのことを知りました。それでStudio OneのWebサイトを見てみたら、テディ・ライリーのSwitch to Studio Oneストーリー記事がアップされていて、Studio Oneの素晴らしさについて、まるで恋人の様だと熱く語っているわけですよ(笑)。それで、僕がいつも機材の相談をしている楽器店のスタッフに話を訊いてみたら、「Studio One本当に良いです。僕も使っているし、使っている人も増えていますよ」と言うんです。彼が言うのなら本当に間違いないなと思って導入してみました。


Teddy Rileyのインタビュー・ビデオ(日本語字幕版)

テディ・ライリーの言っていることは、実際に導入してみて本当だった

—— Studio Oneを導入されていかがでしたか
 テディ・ライリーの言っていることは本当でした(笑)。最初に感じたのは、皆さん言っていますけど、音の良さですよね。これまでも色々なDAWを使って乗り換えを検討したこともあったのですが、 やはりそれぞれに個性があるんですよね。まとまりやすいけど、その分伸びがある感じをなかなか出しにくいものや、音の広がり感はいいけど、まとめるのに手間がかかるもの..。本当に一長一短という感じです。

 その点、Studio Oneのサウンドはとてもバランスがいい。何よりまとまりが良く、思った場所にしっかり音が定位してくれる。頭の中のイメージに近づけるために、余計なことをする必要が無いというか..。最初にStudio Oneを使用した時、あまりにも音がいいので、このソフト・シンセってこういう音なんだなと再認識しました。ブレイクビーツなどのリズム系も脚色無くまとまってくれる印象もありますし、本当に音の良いDAWだなと思いました。

Studio Oneでマスタリング作業を行うDJ URAKEN氏
Studio Oneでトラック・メイクを行うDJ URAKEN氏

 僕が機材やソフトを選ぶ際、音の正確性はもちろん重要なのですが、それと同じ位、使って楽しいかどうかも重視しています。正確な音でも味気ないものは好みでないですし、Studio Oneは使って楽しい音というか、気持ちよく作業できる音だなと思いましたね。

Studio One Professionalクロスグレード版の詳細

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