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鈴木Daichi秀行 鈴木Daichi秀行 鈴木Daichi秀行
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トップ・チャートにランクインされている楽曲を数多く手掛けるプロデューサー/コンポーザー/アレンジャー、鈴木Daichi秀行。絢香、YUI、miwa、mihimaruGT、いきものがかり、家入レオ、SMAP、AKB48、SUPER☆GiRLS……正に日本の音楽シーンを担う希代のヒット・メーカーと言えるでしょう。そんな鈴木氏は、SSLサウンドをDAW環境へ提供するプラグイン・スイートDuende Native、そしてプロダクション用DAWのオーディオI/OとしてSSLのXLogic Alpha-Link MX 16-4を導入。数あるDAWソリューションの中から、なぜSolid State Logicを選んだのかを独占インタビュー。

    
 

王道のBus Compだけでなく新しいSSLプラグインも面白い

—— SSLのDuende Nativeプラグイン・スイートも導入されたそうですが
 SSLをシミュレーションしたプラグインは各社から出ていて、僕もほとんど持っていたりするんですが、同じSL4000をモデリングしたものでも、やっぱりメーカーによってキャラクターが微妙に違うんですよね。もう通しただけで既に音が違いますし、バス・コンプレッサーなんかはVUメーターの振れ方が違いますから(笑)。代表的なWaves SSL 4000 Plugin Collectionは、派手でシャキシャキとしたサウンドで、Universal Audio SSL 4000 Series Console Plug-Ins Bundleは、Wavesと比べると低音がしっかりしたどっしりしたサウンドなんです。そして本家SSLのDuende Nativeは、その中間というかとてもフラットなサウンドなんですよ。とても使いやすいサウンドという印象ですね。

Duende Nativeプラグイン・スイートでミックスする鈴木Daichi氏
Duende Nativeプラグイン・スイートでミックスする鈴木Daichi氏

 SSLのサウンドは、総じてクリアでハイファイ、そして安心感があるので、いろいろな場面で活躍します。EQはとても効きが良いで、狙ったポイントを的確に処理することができますしね。定番のバス・コンプレッサーは、サウンドを上手くまとめてくれますし、パラメーターが少ないので、とても操作しやすい。何と言ってもアタックやリリースもプリセットですからね(笑)。

—— 特に気に入っているDuende Nativeは
 チャンネル・ストリップやバス・コンプレッサーといった王道ものよりも、DrumstripやVocalstripといったプラグインならではの複合エフェクトが面白いですね。普通だったら4個か5個のプラグインを使ってやる処理がたった1個でできてしまうから便利ですよね。最近はWavesも複合型のプラグインをたくさん出していますが、こういうプラグインって僕のようなクリエイターには使いやすいんですよ。複数のエフェクトの組み合わせでプリセットが作れるのも便利ですし、あとは手グセというか決まったパターンから解放されるという良さもあります。

 そして、エフェクト毎にドライ/ウェットのパラメーターが付いているのがいいですね。ドライ/ウェットというのは使いでのあるパラメーターで、例えばコンプレッションを深くかけていくと低域が失われていくんですが、ドライ/ウェットを使うことによって、コンプ感はそのままに失われた低域を取り戻すことができるんです。Drumstripに入っているトレンジェント・シェイパーも、過激にかけたらパツパツな音になってくれますし、とてもいい感じですね。オーディション機能が備わっているので、どれくらいトランジェントを変化させているのかわかるのも便利です。

フレキシブルな作業スタイルが今の時代にマッチしている

—— Studio Bの機材構成も教えてください
 ずっとPro Tools|HDシステムだったんですが、2012年にPro Tools|HDXシステムに入れ替えました。HDXカード2枚のシステムですが、最近はネイティブのプラグインも多いので、2枚目まで使うことはほとんどないですね。セッションの互換性のことを考えて、HDシステムもそのまま残してありますが、やっぱりHDXシステムの方が全然音が良いです。

ミックス用のStudioCubic|Studio B
ミックス用のStudioCubic|Studio B

 Cubaseは昔から32bitファイルが扱えたので、それをPro Tools用に24bitで書き出すというのはどうも気持ちが悪かったんですけど、HDXシステムによってようやく32bitのままでいけるようになりました。これまではCubaseからPro Toolsに移行すると、何だか音が詰まった感じというか空間が狭まった感じがしていたんですが、HDXシステムになってからは同じ印象のままで作業できるようになりましたね。

—— 本当にすばらしい制作環境ですね
 外のスタジオですと使える時間に限りがあるので、やりたいことがあっても気軽に試すことができないんです。そのあたり、もっとフレキシブルに作業したいなと思って、このStudioCubicを造ったんですよ。ここなら、自分がやりたいと思ったことが自由にできますし、空いた時間も有効活用することができる。そのフレキシブルさが、今の時代にマッチしていると思うんですよね。


鈴木Daichi秀行鈴木Daichi秀行
アマチュアとしてBAND活動の後、1995年にConey Island JellyfishのメンバーとしてAntinos Recordよりデビューする。BAND解散後、アレンジ、オペレート、マルチプレーヤーとしての活動をスタートさせ現在に至る。2002年オリコン編曲家チャート:第五位。2007年日本レコード大賞:絢香「Jewelry day」金賞受賞。2008年日本レコード大賞:mihimaruGT「ギリギリHERO」最優秀作品賞受賞。
鈴木Daichi秀行公式サイト:dai-chi.sakura.ne.jp


Photo:辻内真理
Duende Native

MI7 Japan Inc.

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