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伊橋成哉 伊橋成哉 伊橋成哉
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数多くのトップ・アーティストに楽曲を提供し、大手メーカーのCM音楽や劇伴なども手がける伊橋成哉氏は、現在注目されているプロデューサー/コンポーザーのひとり。2004年、hitomiへの楽曲提供を皮切りに、プロデューサー/コンポーザーとしてのキャリアをスタートさせた氏は、その後も浜崎あゆみ、倖田來未、AAA、テゴマス、misono、橘慶太、山下智久、SDN48など、ヒット・チャートを賑わす多くのアーティストに楽曲を提供し、日本のこれからの音楽シーンを担う旗手として、業界関係者からの注目を一身に集めています。昨年末、シンプルな操作性と軽快な動作に惹かれてStudio Oneを導入した氏は、長年使い続けたDAWソフトウェアから“スイッチ”。移行した理由とその使用感を独占インタビュー。

   
 

お気に入りはPro EQとChannel Strip、プラグインのプリセットも良く出来ている

—— Studio Oneの付属エフェクトやインストゥルメントはいかがですか
 昔からあるDAWソフトウェアと比べれば種類は少ないとは思うんですけど、それでも必要なものは一通り揃っていますよ。僕がコンピューターを使って曲を作り始めたときには、既にプラグインやソフトウェア・インストゥルメントが出ていたので、ハードウェア音源やアウトボードはまったくと言っていいほど使わないんです。そんな僕にとっても十分な内容になっていると思います。標準のもので気にっているプラグインというと、Pro EQとChannel Stripですね。特にChannel Stripは凄く使いやすくて、ドラムの処理なんかには最適。そうそう、Studio Oneって、プラグインのプリセットがとても良く出来ているんですよ。こんなに作り込んであるのかと、使っててビックリするくらいです。

新曲を披露する伊橋成哉氏

—— 現在のシステムについて教えてください
 コンピューターは、カスタムのWindowsマシンで、CPUはCore i7の3.4GHz、メモリは16GB積んであります。OSは64bitのWindows 7なんですが、Studio One自体は32bitで使っていますね。すべてのプラグインが64bitに対応しているわけではないですし、8GB以上メモリを必要とする場面もなかなかないので。大きなサンプルが必要な場合も、Vienne Ensembleを併用して分散させています。

 オーディオ・インターフェースは、FireWire接続のRME Fireface 400ですね。マイク・プリアンプは、Universal Audio 710 Twin-Finityがメインです。ここで録るのはギターとボーカルくらいですが、たぶんラッパとかもいけちゃうと思いますね。ある程度音を出しても大丈夫な部屋なので。それとモニター用に、PreSonusのMonitoe Stationも使っています。これはStudio Oneを導入する前から使っている機材で、コンパクトで使い勝手がいいのでとても重宝していますね。

プライベート・スタジオに設定されたヴォーカル・ブース

—— キーボードが2台用意されていますが
 マスター・キーボードのローランド RD-500はピッチ・ベンドが付いていないので、そのためにM-AudioのOxygen 8を併用しているんです(笑)。また、オルガンのグリッサンドをやるときもFP-7だと痛かったりするので、Oxygen 8でやっています。それとギターを録るときは、Line 6 POD HDを使用しています。ギターの音は、POD HDで音を作り込んだ状態で録ってしまう。一時期は、プラグインのギター・シミュレーターに凝っていた時期もあるんですが、ミックスの最終段で(CPUパワー的に)負担になってくるのが嫌で、最近は初めに音を決めて録ってしまってますね。接続としては、POD HDから710 Twin-Finityにいって、Fireface 400に入る感じです。

—— サード・パーティー製のプラグインは使用されていますか
 ソフトウェア・インストゥルメントに関して言えば、僕の場合は生っぽい音源が多いですね。ドラムだったらFXpansion BFDやSuperior Drummer、ベースだったらKONTAKT用のSCARBEEのライブラリーとか。上物系だと、海外の作家と曲作りした時に「これ流行っているよ!」とか教えてもらい、First Call Horns、B4、Sylenth1、Gladiatorなどいろいろ入っていて、最近は円高で安いので気になったらすぐに買ってしまいます(笑)。エフェクト系は、Waves Platinum Bundle、SSL 4000 Collection、Antares Auto-Tune、SSL Duende Native、IK Multimedia AmpliTube、Classik Studio Reverb、T-RackS、Overloud Breverb、Waves CLA、Mark Studio 1……。よく使うものもあれば、ほとんど使わないものもあったりといった感じですね。

—— 最後にStudio Oneへのご要望があれば
 ムービーがもう少し扱えるようになるといいですね。現状だと先頭で合わせるしかないので、ムービー自体を少しずらしたりということができないんですよ。凝った機能は要らないので、そういう操作ができるようになれば、CMや劇伴の音楽をやっている人にもアピールするDAWソフトウェアになると思います。

Studio Oneの魅力を語る伊橋成哉氏

しかしStudio Oneに移行して、作業スピードは格段に上がりましたね。日頃やっている小さい作業の連続。その短縮時間を計ってもらいたい位。もちろん、新しいソフトウェアなので、追加して欲しい機能はあるんですけど、それでも使いたくなるソフトウェアというか。アップデートも頻繁だし、もの凄く将来性が感じられる、今後が楽しみなソフトウェアですね。


伊橋成哉
伊橋成哉中学校2年生の時に知人に誘われてギターを始める。日本大学芸術学部演劇学科を卒業後バンド活動を開始。バンド活動の傍ら楽曲制作にも力を入れ、2004年にhitomiのシングル「ヒカリ」c/w曲「Steady」に楽曲提供と編曲を中心にCM音楽や劇伴(劇中音楽)、海外作家との共作などでも精力的に活躍している。
公式サイト:naruya.net


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