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英国の名門Solid State Logic。言わずと知れたコンソールの老舗メーカーであり、最近ではプラグインやAD/DAコンバーターなどDAW製品でも高い評価を獲得しています。Solid State Logicの新しいプラグイン・スイートであるDuende Nativeをいち早く導入した、スガシカオ、大黒摩季、スネオヘアー、ロード・オブ・メジャーなど数々の作品に携わってきたレコーディング/ミックス・エンジニア中村文俊氏にロング・インタビューを実施。アシスタント時代からSSLコンソールを愛用しプラグインにも精通している中村氏がDuende Nativeの魅力を語ります。

   

エンジニアが裏技として使っていたリッスン・マイク・コンプ

—— リッスン・マイク・コンプを搭載したDrumstripはいかがでしたか?
 Drumstripにはトランジェント・シェイパーも入っていてなかなか良いですね。リズム系で気軽にアタックを出すのにはSPLやWavesを使っているんですけど、パラメーターも必要最低限用意されていて調整できるのがいいね。増えたアタック成分だけAuditionで聞く事もできるので、アタックの感じが確認できるのは非常に嬉しいポイントです。

Officeインビレッジの全貌

 さらに感触が良かったのはDrumstripのインバート・モードですね。簡単に言うとアタック成分を逆相にして取るモード。通常はコンプでアタックを潰したりするんですけどDrumstripはそうじゃない。アタック音を確認できるので、ナチュラルに耳につく部分だけを取り除いたり、丸くすることもできる。

 例えばタンバリンを近い音像で録りたい時、ダイナミックやリボン・マイクだとアタック感が得られないからコンデンサー・マイクを使うんです。でもコンデンサー・マイクだとアタックが逆に強過ぎてパチパチ鳴っちゃう。こんな場合には、通常EQでカットしたりローファイで丸くするんですがレンジ感が損なわれる。でもDrumstripのインバート・モードを使えば、レンジ感はそのままにパチパチと鳴ってる成分だけを取り除くことができる。これはいいですね。あと、SL4000Eシリーズに搭載されていたトーク・バック・コンプ(Listen Mic Compressor)が用意されているのも嬉しいね。

—— トーク・バック・コンプはどのように使っていたのですか?
 トーク・バック・コンプは、エンジニアの裏技としてよく使っていましたね(笑)。実機のSSLのシリーズにはパッチでインアウトがあるので、ドラムのルーム・マイクをそこにつないで使っていました。つまりはアンビを激しく潰したい時ですね。

 ハンディー・カメラのコンプの感じってあるんじゃないですか、バコーンってかかってそのままいる感じ。あのかかりをするのが実はプロ機器でないんですよ。その感じが欲しくて、ハンディー・カメラからライン・アウトで録ったこともあるんです(笑)。トーク・バック・コンプは本来の使用用途とは違うけど、それに近い潰す感じが得られるのでエンジニアは裏技的に使っていましたね。

 SSLのサイトからトーク・バック・コンプをシミュレートしたLMC-1プラグインがフリーで入手できますよね。このDrumstripのトーク・バック・コンプには、EQが追加されているのでフルレンジのコンプが得られるし、さらにミックスのパーセンテージが付いたんで、潰した感じを少しだけ足したりコントロールすることもできる様になりましたね。

—— X-COMPとX-EQはいかがでしたか?
 X-COMPとX-EQはマスター用途ですよね。X-COMPは優秀と言うか優等生的なコンプですね。かかりも優等生だし、クリアな音像で何にでも使える。アタックを潰しても良いですね。堅実にレベルも押さえてくれるし、コンプかければコンプ感もちゃんとあるしアタックも出せる。SSLのチャンネル・ストリップやG-Compの流れを組みつつ、よりかかりがクリアになったと言う感じですね。ボーカルにもマスターにも何にでも使える。個性はないかもしれないけど、ほんと万能って感じです。

 X-EQもX-COMPと同じ印象ですね。昔はロジャー・ニコルスのEQをよく使ってたんですよ。かかりも好きだったんで。X-EQはその感覚に似ていて音の感じも凄くシャープだし、ピンポイントでカットしたい時にも削れるしEQのタイプも選べる。FFTの解析結果がリアルタイムに表示されるんでエンジニアにとってもいいEQですね。結構好きですね。

キレイとざっくりを両立した今までにないポイントのスイート

—— 最後に、Duende Nativeの感想を訊かせてください
 パッと触ってパッと使えるプラグインは結果として今も使い続けています。よくも悪くも、最近のプラグインってアナログぽさを求める製品が多いじゃないですか。EQにしろコンプにしろ、癖があったり、変化が激しかったりと、わかりやすいのが多いんですよね。だからこそ、逆にキレイにかかってくれるプラグインが欲しい。ただ、キレイ系のプラグインはハイを上げるにしても、10dB、20dB上げてもキレイにさらっと伸びるけどざくっとはしていないんです。かと言って、アナログぽさを押し出したプラグインは変化がざっくりし過ぎてて..。だからSSLの卓でやっていた感じが欲しいなと思っていたんです。

 SSLのDuende Nativeは、SSLの卓と同様にキレイな要素もありつつ、伝統的なざっくりした感じも備わっている。Duende Nativeは今までにないポイントのプラグイン・スイートだと思いますし、この微妙なバランスはエンジニアにとって便利だと感じました。今、スネオヘアーのアルバムでレコーディングとミックスをやっていて、早速Duende Nativeを活用していますよ。

Officeインビレッジにて



7th ALBUM『スネオヘアー』スネオヘアー
7th ALBUM『スネオヘアー』

自身7枚目となるオリジナルアルバム。新録7曲を含む全12曲を収録。2010年、自身の音楽活動に加え、他アーティストへの楽曲提供、映画「アブラク サスの祭」初主演と幅広いフィールドへ活躍の場を広げてきたスネオヘアー。7枚目にして自身のアーティスト名をタイトルに掲げたこのアルバムは、今作へ込める想いの深さが伺える渾身の1枚。今のスネオヘアーが今この時に伝えたい最もシンプル且つストレートなメッセージ溢れるアルバム。


中村文俊中村文俊
(レコーディング/ミックス・エンジニア)

スガシカオ、大黒摩季、スネオヘアー、ロード・オブ・メジャーなど数々の作品のレコーディング/ミックスを手掛けている。数々のエフェクト・プラグインおよびアウトボードを有し、機材レビューやセミナーにも定評がある。サウンド&レコーディング・マガジン、DAWミックス&マスタリング・テクニック、ギター・レコーディング・ハンドブック、エンジニア直伝!エフェクト・テクニック基礎講座などにも寄稿。



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