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ナカシマヤスヒロ ナカシマヤスヒロ ナカシマヤスヒロ
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作曲家として様々なCM・映像作品などの音楽を手掛けるナカシマヤスヒロ氏は、フォルクスワーゲン、アストンマーティン、Googleなどグローバル企業の作品を数々手掛け、今後ワールドワイドな活躍が期待される日本人作曲家の一人です。修正作業が多い映像作品において、軽快な動作、高速なオフライン・バウンス、低レーテンシー、そして高い処理精度とサウンドを誇るStudio Oneへのスイッチは、タイトなスケジュールを確実にこなすために必然だったと語るナカシマ氏へ独占インタビュー。

    

Vienna Ensemble Proを併用し低レーテンシー環境を実現

—— よく使うソフトウェア・インストゥルメントは
 最近は多くの人がそうしていると思うのですが、僕もソフトウェア・インストゥルメントはVienna Ensemble Proに読み込んで使用しています。DAWはStudio One、音源はVienna Ensemble Proという感じで、Command+Tabキーで切り替えながら作業するクセが体に染み付いてしまっていますね(笑)。Vienna Ensemble Proを使うことで、バッファ・サイズを追い込むことができ、レーテンシーを限りなく抑えることができるんです。Studio OneとVienna Ensemble Proの組み合わせは、本当に最強だと思いますよ。

 Vienna Ensemble Proに読み込むソフトウェア・インストゥルメントは、Native Instruments Kontaktのライブラリーがほとんどです。一番よく使うのは、Cinematic Strings 2ですかね。音が良く、使いやすくて、抑揚も作りやすい。他の高品位なストリングス・ライブラリーと比べても全然安いですしね。ピアノですと最近は8dioの1928 Steinway Legacy Pianoがほとんどでかなり使い倒しています。オーケストラ系のブラスはCinesamplesのCineBrass、ソロ・ヴァイオリンはEmbertoneのものといった感じで、よく使うものは大体決まっていますね。

Vienna Ensemble Proを併用しレーテンシーを限りなく抑えたナカシマ氏のデスクトップ
Vienna Ensemble Proを併用しレーテンシーを限りなく抑えたナカシマ氏のデスクトップ

—— オーケストラ系ではない楽器もKontaktライブラリーが多いのですか
 そうですね。ドラムやベースには、Native Instruments純正のKontaktライブラリーを使うことが多いです。Studio DrummerやAbbey Roadシリーズ、Scarbee MM-Baseとか。でもテクノっぽいドラムが必要な時は、Studio One標準のImpactを使ったりもします。あれは簡単に使えるので、重宝しているんですよ。Kotaktライブラリー以外でよく使うソフトウェア・インストゥルメントというと、やはりSpectrasonics Omnisphereですね。あっという間に雰囲気が出るので。

—— Studio Oneのプラグイン・エフェクトは
 Studio One標準のPro EQはよく使っていますね。何も味付けはしたくないけど補正しなければならない時に活躍しています。それにPro EQは、内蔵のアナライザーが良く出来ているんですよ。僕の場合は、30Hzとかの超低音を視覚的に確認するためによく使っていますね。太鼓とか、どれくらい下が出ているのか確認するために。サード・パーティ製のプラグイン・エフェクトで使うのは、Plugin AllianceやSoftubeのものくらいですね。あとは意外とNative Instrumentsのプラグイン・エフェクトも良くてたまに使っています。

—— Studio Oneに今後望むことがあれば
 純粋に音楽を作るためのソフトウェアとして考えればとても満足しています。バージョン・アップの度に確実に進化していますしね。だから特に不満は無いのですが、強いて挙げるとすれば、先ほども言った複数の単位でのルーラー表示と、あとはビデオ・トラックを搭載してくれたら嬉しいですね。現状でも、音楽とビデオのスタート・ポイントがズレている場合は、オフセットなどを使えば対応できるのですが、その細かい補正がビデオ・トラックでできたらいいと思います。

 やはりムービーがクリップとしてトラック上に見えると全然違うと思うんですよ。編集機能とかは要らないのでビデオ・トラックを搭載してほしいですね。あとは楽曲をオーディオ・ファイルとして書き出す時に、アタマの部分にブランクをインサートできたらいいと思います。もちろん、トラック全体を後ろにオフセットすればいいだけの話なんですが、プロジェクト上のトラックには手をつけずに数秒のブランクがインサートできればいろいろ便利なんですよ。でも、Studio Oneはシンプルなところが好きだったりするので、その部分と音質はキープしたまま進化して欲しいと思います。


ナカシマヤスヒロ
ナカシマヤスヒロゲーム音楽・映画音楽をきっかけに幼少より独力で作曲を始める。大阪芸術大学映像学科在学中より独学で劇伴音楽の制作を始め、現在も作曲家として様々なCM・映像作品などの音楽を担当する。映像や芝居を引き立てながらも美しく機能的で緻密な音作りを得意とし、生楽器の打ち込みによる再現に定評がある。低コストでスピーディーな楽曲制作スタイルを武器に活動中。海外からのオファーもカタコトの英語でどうにか対応するフットワークの軽さで、今後ワールドワイドな活躍が期待される日本人作曲家の一人。
ナカシマヤスヒロ公式サイト:yasuhironakashima.com
公式ブログ:looppark.jp


studio Mojo
studio Mojoマジックグルーヴは、Studio Oneがプリインストールされた国道246号線沿のプロジェクト型スタジオ「Mojo Kajigaya」と地下鉄北参道駅徒歩3分のレコーディング・スタジオ「Mojo Yoyogi」を展開。studio Mojoでは、ハウス・エンジニアによるレコーディング/ミックス/CD制作や、Vocalレコーディング「ウタ録り♪」などのサービスもリーズナブルなプライスで提供中。
studio Mojo公式サイト:studiomojo.info
マジックグルーヴ公式サイト:www.magicgroove.jp


Photo:辻内真理 Video:鈴木
Studio One Professionalクロスグレード版の詳細

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