古川葵 ヴァイオリニスト Austrian Audioのマイクを通して「マイクも一つの楽器」なのだと考えるようになった。楽器が変わったかと思うほどの情報量と空気感の密度が圧倒的 ツイート 古川葵が語るAustrian Audioマイクロフォンの魅力 京都を中心に活動するヴァイオリニスト古川葵。ヴァイオリンを通して音楽のすばらしさを少しでも多くの方に届けるべく演奏動画制作にも力を注ぎ、その多くをAustrian Audioマイクロフォンでレコーディングしています。Austrian Audioでのレコーディング体験を通して「マイクも一つの楽器」なのだと考えるようになったと語ります。 OC818の録音を聴いた瞬間「楽器が変わった」と感じた Austrian Audioのファースト・マイクはOC16でした。それまでいくつかマイクを試してきたのですが、ヴァイオリンの細かいニュアンスが消えたり、本来の音をキャプチャできていなかったりする感覚がありました。そんな時に知人から「三味線の録音にOC16が非常に良い」という情報を得まして、確かに三味線の高域成分とヴァイオリンの弓で弾く成分には似た特性があると感じ導入してみたところ、驚くほど素直で「大人しい」音でした。この音に感動し今ではXY/MS録音やポストプロダクションが可能なOC818も愛用しています。 ファースト・マイクOC16でのレコーディング OC818でのヴァイオリンとピアノのレコーディング Austrian Audioのマイクで録音すると、生演奏や味付けの強いマイクでは環境音やマイクの味付けに紛れてしまう弦楽器特有の摩擦音やノイズまでもが臨場感たっぷりに浮かび上がってきます。ホールの響きと一緒に生音が迫ってくる感覚を見事にキャプチャしてくれるのです。初めてOC818の録音を聴いた瞬間「楽器が変わった」と思わず漏らしてしまうほどの情報量と空気感。摩擦音や左手のタッチまで緻密に再現される圧倒的な音の密度に最初は驚き、自身の演奏技術や奏法を見直すきっかけにもなりました。マイクを鳴らせるようにトレーニングする感覚と言いますか、Austrian Audioでの録音を通して「マイクも一つの楽器」なのだと思うようになりました。 PolarDesignerで「音の所在」を後から自在にコントロールできる点は本当に感動的 また、非常に繊細な音でありながら湿度に強いことにも驚かされました。ケースに保管しているヴァイオリンの鳴りが悪くなるほどの悪条件に誤ってマイクを一晩置いてしまった際も、楽器の調子とは裏腹に、マイクの方はノイズ一つ乗らず録音できていて、製品クオリティの高さも素晴らしいです。加えて、後から帯域ごとに指向性を変えられるPolarDesignerプラグインも面白かったです。ヴァイオリンの美味しい基音や1kHzから2kHzあたりは単一指向性にして低域や超高域は無指向性で広げるといった「音の所在」を後から自在にコントロールできる点は本当に感動的でした。 PolarDesigner設定 ピアニストにも好評だったCC8でのレコーディング ペンシル型のCC8での録音機会も得たのですが、このマイクも素晴らしかったです。グランドピアノとヴァイオリンのデュオで使用しましたが、サイズも瞬発力も異なる二つの楽器に対し、大きなものを瞬発力高くコンパクトに収録したいという要望に完璧に応えてくれました。ギラつきがちなペンシル型が多い中、ピアノの音を忠実に打鍵感までもリニアにキャプチャしてくれる。ピアニストは「ここにマイクを置いていないはずなのにハンマーを通じてこの音が録れているね」と感動されていました。 今後やりたいこととしましては、弦楽四重奏を広めに配置して、真ん中にOC818を立ててAmbiCreatorなどを用いてVR映像と収録するとか、そういった最新の試みにも挑戦したいですね。 Aoi Furukawa / 古川葵 4歳からヴァイオリンの音色に魅せられ本格的に学び始め「京都子どもの音楽教室」でソルフェージュや合奏から音楽の楽しさや音楽家としての基礎を学ぶ。 京都市立音楽高等学校(現 京都市立京都堀川音楽高等学校)を経て京都市立芸術大学音楽学部を卒業後、プロヴァイオリニストとしてのキャリアをスタートさせる。 ニース夏期国際音楽アカデミー、ニューヨークサミットミュージックフェスティバルといった国内外の著名な音楽家や講師から直接指導を受け演奏表現の幅を広げる。2018年(公財) 青山財団助成公演でリサイタルを開催し自身の音楽性を深める。京都新祝祭管弦楽団等のオーケストラと共演する。 これまでに外池香代、村瀬理子、梅原ひまり、高木和弘、佐藤一紀の各氏に師事し、更なる探求を進めソロや室内楽、オーケストラの客演奏者、京都新祝祭管弦楽団コンサートマスターを務めるなど幅広い活躍をみせ聴衆を魅了している。また、ヴァイオリニストとしてレコーディングや映像作品の制作を精力的に行うとともに京都市立芸術大学音楽学部音楽教育研究会 京都子どもの音楽教室 常勤講師として後進の育成に情熱を注ぎ、未来の音楽家育成も行っている。 公式サイト 公式YouTube 公式X 公式インスタグラム