Hi-X65の試聴は、ミックスダウンやマスタリングの判断に必要な細かな違和感、音像の位置、空間系のニュアンスまでを確認するため、ゆったりと自分のペースで落ち着いて音に向き合える場所で行いました。
商業スタジオなどではなく、多くのDTMerの環境に近い防音工事など全く施していない、プライベートスタジオ兼・自室です。
実際にミキシング・マスタリングの作業を行う中で、Hi-X65の導入を決定づけた瞬間がありました。
それは、左右の音量差がわずかにあることを瞬時に判断できた時です。メーターを確認すると、たしかにLチャンネルがほんの少し飛び出している。音像が左へ寄っていたのです。その場にいたアシスタントもすぐにその異変へ気づき、修正までの時間を短縮できました。
これはすでに使用していた他社のヘッドフォンでは気が付かなかった、ごくわずかな違いでした。解像度が高いという言葉だけでは収まらない、音楽の中にある課題を正確に見つけるために設計されたモニターヘッドフォンという第一印象を感じました。
