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この製品は生産完了となりました。何卒ご了承ください。後継機種はFireStudio Projectです。

PreSonusのFireStudio(ファイヤースタジオ)は、8基のXMAXクラスAマイクロフォン・プリアンプを搭載し1Uに26入出力も装備した24-bit/96kHz対応プロフェッショナル・レコーディング・システム。FireStudioは、レコーディングおよび制作での優れたパフォーマンスを提供するため、最新のプラットフォーム・テクノロジーによる高度なアナログ回路デザインが搭載され、別売のDigiMax FXを2台併用すれば僅か3Uで24チャンネルのマイクプリへ拡張可能。ソフトウェアとハードウェアを統合したFireStudioを使用すれば、バンド/ライブの高音質レコーディングから音楽制作、編集、マスタリングまでもが可能です。

僅か3Uで24チャンネルXMAXクラスAマイクプリアンプを構築可能

FireStudioは、多くの入出力を搭載した非常に柔軟で拡張性の高いレコーディング・システムです。FireStudio は、8基のXMAXクラスA マイクロフォン・プリアンプを搭載していますが、リアパネルの2つのADAT入力を使用すればプリアンプやアナログ入力をさらに追加することができ、2台のPreSonus DigiMax FSを追加導入するだけで、3Uスペースに24チャンネルもの高品位XMAXクラスAマイクロフォン・プリアンプを用意することが可能です。さらに、タイトな同期環境に必要なワードクロックI/O、将来的な拡張性のためにMIDI I/O、S/DIF I/Oも用意されています。
DigiMax FSの詳細

XMAX™クラスAプリアンプ8基搭載

レコーディング・クオリティーを決める重要な要素はプリアンプ・デザインであるとPreSonusは考えています。オーディオ・インターフェースの多くは、オペアンプ回路を使用したローコストなマイクロフォン・プリアンプが搭載されていますが、FireStudio Projectは様々なマイクロフォンに対応するハイ・ボルテージおよびディスクリートのカスタム・デザインによるXMAXクラスAマイクロフォン・プリアンプを8基搭載しています。

マイクロフォン・プリアンプは、マイクロフォンの信号レベルをライン・レベルへ増幅しアナログからデジタルへコンバートします。このマイク・レベルからライン・レベルへの増幅は、一般的にマイク・レベルのボルテージを400倍以上に増幅したものがプリアンプリフィケーションとなります。このプリアンプ・ステージは、アナログからデジタルへコンバートする前の重要なステージとなり、最高の結果を得るためにはハイパフォーマンスなプリアンプが必要不可欠です。多くのオーディオ・インターフェースに採用されているオペアンプ回路を使用したプリアンプでは、音が細く、ノイズが多く、荒いサウンドの要因となるのです。XMAXクラスAマイクロフォン・プリアンプは、次の3つの要素を特徴としています:

  • ハイ・ボルテージ
    XMAXクラスAマイクロフォン・プリアンプは30Vものパワーレールを使用していますが、オペアンプを使用した一般的なプリアンプでは、10V〜18V程度のパワーレールが使用されています。ハイ・ボルテージ・パワーにより、余裕のあるヘッドルームが得られリッチな低音域、滑らかな高音域、奥行きのあるサウンドが得られるのです。

  • ディスクリート・デザイン
    XMAXクラスAマイクロフォン・プリアンプは、オペアンプ回路を一切使用せずトランジスター、レジスター、コンデンサーのみで構成されています。オペアンプはノイズ、色づけ、ざらついた質感を付加してしまいますが、ディスクリート・デザインでは最小のノイズと透明度を提供します。

  • 純A級
    XMAXクラスAマイクロフォン・プリアンプは、回路に常に最適な電圧が流れている状態が保たれます。そのため、通常のオペアンプ回路で見られるクラスA/B回路と比較して、クラスA回路では電圧が切り替わる際に生じるクロスオーバー歪みがなく、よりピュアでクリーンな音楽的サウンドを実現。XMAXプリアンプ・デザインでは、大きなヘッドルーム、最小のノイズ、広いダイナミック・レンジと周波数特性、そして何よりも滑らかな高音域とリッチな低音域による妥協のない音楽性と透明度が得られるのです。

AKM製AD/DAを採用

FireStudioの24Bit A/Dコンバーターには、ダイナミック・レンジ107dBを実現したAKM製「AK5384」を採用しており、色付けのないキャプチャーを可能としています。XMAXクラスAマイクロフォン・プリアンプを搭載したコンボ入力8系統、ADAT入力2系統、S/PDIF入力、RCA AUX入力を搭載し、マイクロフォン、ギター、ベース、ラインなどを直接接続できます。また、周波数特性10〜70kHzを実現したヘッドフォン出力も用意されています。

出力には、¼"バランス・ライン出力8系統、¼"バランス・メイン出力2系統、ADAT出力2系統、S/PDIF出力、そしてMIDI I/Oが用意されています。24Bit D/Aコンバーターには、ダイナミック・レンジ110dBを実現したAKM製「AK4358」を採用しており、ローノイズで優れたダイナミクスが得られます。FireWire 400端子2系統の内1系統はコンピューターとの接続、残りの1系統はハードディスク・ドライブまたはFireStudioファミリーやStudioLiveファミリーをデイジーチェーンして、より大規模なシステムへ拡張するために使用できます。

デジタル・コンバーターとJetPLLジッター低減テクノロジー

FireStudioは、驚くべき透明感を生み出すダイナミック・レンジ114dBを超えたA/D/Aコンバーター回路と、特許を取得したTC Applied Technologies社のJetPLL(フェイズ・ロック・ループ) ジッター低減テクノロジーを採用しています。JetPLL™は、実質的にすべてのオーディオ帯域のジッターを取り除くためにノイズ・シェイピングを使用し、優れたステレオ定位と透明度の高い最高のコンバート・パフォーマンスを実現。

JetPLLo™は、どのような種類のデジタル・フォーマットに対しても高速にロックし、様々なクロック周波数でも強固なパフォーマンスを提供します。オーディオ機器のネットワークにおいても同様に優れたパフォーマンスを保証します。

64 Bitユニバーサル・コントロール・ソフトウェア同梱

StudioLiveファミリーとFireStudioファミリーには、64 Bitユニバーサル・コントロール・ソフトウェアがバンドルされています。ユニバーサル・コントロール・ソフトウェアは、パワフルかつ高い柔軟性を備え、簡単な操作性のコントロール・パネルから最大4機までのFireStudioファミリーのデイジーチェーンに対応し、最大52チャンネルもの入出力を可能とします。

ユニバーサル・コントロール・ソフトウェアは、ラウンチ・ウィンドウとデバイス・ウィンドウで構成され、ラウンチ・ウィンドウでは接続されているすべてのFireStudioファミリーのサンプリング・レート、クロック・ソース、セーフ・モード、バッファー・サイズ*およびWDMルーティング*の設定が可能。それぞれのFireStudioファミリーはウィンドウ下部にリストされ、それぞれのデバイス・ウィンドウを開くためのデバイス・ウィンドウ・ボタンが用意されています。 *Windows環境のみ

デバイス・ウィンドウでは、それぞれのFireStudioファミリーに搭載されたDSPベースのミキサー/ルーティングのコントローラーを搭載することで本機だけで低レーテンシー・モニター・ミックスを実現。また、最適化された高速スクリーン表示と低CPU使用率による入出力メーターおよびそれぞれのFireStudioファミリーに固有名称を付けることを可能とし、さらに、FireStudioファミリーをマスター・クロック・ソースとして使用することも、外部機器のスレーブとして使用することも可能です。

Studio One Artist & 豊富なクリエイティブ・ツールを同梱

FireStudio Mobileには、DAW業界で知らない人はいないと言われている、ヴォルフガング・クンドゥルス氏が開発したDAWソフトウェアStudio One Artist(9,800円相当)が同梱。次世代のオーディオ・エンジン、32Bit浮動小数点演算、マルチコアへの最適化により圧倒的な音質と今までにないスピードで高いクオリティのプロジェクト制作を本パッケージだけで可能とします。

さらに、25種類もの32Bit PreSonusネイティブ・エフェクト・プラグイン、4種類の32Bitバーチャル・インストゥルメント、4GB以上のサードパーティーのループ、ソフトウェア、インストゥルメント・サウンドといった豊富なツールも同梱され驚異的なバリューを提供します。

Studio Oneの詳細

Monitor Station Remoteオプション(生産完了)

FireStudio専用のMonitor Station Remote(別売)は、柔軟なワーク・フローを実現する完璧なサラウンド/ステレオ・スピーカー・マネージャー、入力スイッチャーおよびコミュニケーション・システム。Monitor Station Remoteは、スタイリッシュなワーク・スペースを実現するために標準的なCat 5 イーサーネット・ケーブルでFireStudioと接続し、より多くの柔軟性と接続性を提供するためにヘッドフォン出力が2系統用意されています。