Softube x Artist

SOFTUBEプラグインを使いこなす!
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クリエイター/エンジニア達によるSOFTUBEプラグインのレビュー&プリセット提供企画、サウンド&レコーディング・マガジン「SOFTUBEプラグインを使いこなす!」Vol.10ではミュージシャン/ライター/フォトグラファーokkaaaがAtlantis Studios共同開発のチェンバー・プラグインAtlantis Dual Chambersをチョイス。「ボーカルに使用してみると、高音域の美しい減衰に加え、広がりと明瞭な響きを生成。オケと自然になじませることができた。ボーカルに透明感を与えながらも、独特の広がりを持った、まさにスウェディッシュポップ・サウンド」と語るokkaaa氏は、果たしてどの様なプリセットをクリエイトしたのか!?企画連動セールス・プロモーションも実施中。

 

okkaaa

Vol.10:okkaaa
Atlantis Dual Chambers

okkaaa
ミュージシャン/ライター/フォトグラファーなど、多彩な顔を持つアーティスト。楽曲だけなく、MVの制作、ジャケットやWebサイトなどもすべてセルフプロデュースしている。2019年2⽉に「シティーシティー」がSpotifyバイラルチャートにランクイン。2019年7⽉には同新人発掘プロジェクト“Early Noise”のカバーを飾る。
公式Webサイト

Atlantis Dual Chambers(PRESET #1 - Vocal Group Chamber)

明瞭さがありつつ、ボーカルと楽曲の境界線が溶け合うようなイメージで作成。DECAYは最大にして、リバーブの減衰を滑らかに感じるHALF DAMP(黄枠)を設定。LOW CUTとHIGH SHELFのGAINを調整し、ボーカルの存在感を強調しながら抜けのあるサウンドを演出...  

[Atlantis Dual Chambers製品ページ]

Atlantis Dual Chambers(PRESET #2 - Vocal Widener)

マイクを別々のモデルにするなど、チェンバーのパラメーターをL/Rで個別に調整。ステレオ感を強調したコーラスエフェクト的なリバーブ。DECAYは最小に、16kHzに設定したHIGH SHELFのGAINをほぼ最大まで上げる(黄枠)ことで、ヘイジーな音色を目指した...  

[Atlantis Dual Chambers製品ページ]

 

 


 

Gonno

Vol.9:Gonno
Model 80

Gonno
アシッド&アトモスフェリックなサウンドを 手掛けるハウス/テクノ・プロデューサー。名門International FeelやOstgut Tonなど各国から作品を発表し、ローラン・ガ ルニエなど著名DJにプレイされる。今年9月末に最新作となるEP『JIN08』のリリースが予定されている
公式X

Model 80(PRESET #1 - ModBrass)

LFOに設定したオシレーター2と、VOICE MOD(黄枠)のOSC2/PW1でオシレーター1を変調させることで、ピッチがコロコロと変わる効果を付加。リリースを長めにすることでディレイのような効果も生んでいて、エフェクトがなくとも多彩に音作り可能なことが分かるかと思います...  

[Model 80製品ページ]

Model 80(PRESET #2 - Filresonation)

オシレーターのボリュームを0にして、フィルターの発振音のみで作成。ENVELOPE AMOUNT(黄枠)でピッチがポルタメントのように変化します。とかく派手になりがちなフィルターの発振音でさえも超音楽的な鳴りで、すべてのパラメーターがとても丁寧に作られていると感じました...  

[Model 80製品ページ]

 

 


 

三宅亮太

Vol.8:三宅亮太
Model 84

CRYSTAL
JUSTICEやサンダーキャットなど、海外からも高く評価されるシンセサイザー・バンド、CRYSTALのメンバー。Flash Amazonasや、ソロではSparrows名義でも活躍。秋にはCRYSTALの新曲、Sparrowsの3rdアルバム『Kings & Queens』のリリースを控えている。
公式サイト

Model 84(PRESET #1 - エレクトロクラッシュ風のパーカッション)

エレクトロクラッシュ風のメロディアスなパーカッション。デモの曲はリリースとLPF(黄枠)の開閉で起伏を付けました。細かい設定でいろいろなニュアンスを作り込めるのはプラグイン・シンセならでは。それにしてもアナログの温かさが84割増になるこのコーラス・エフェクト、とても好みです...  

[Model 84製品ページ]

Model 84(PRESET #2 - ノスタルジックなキーボード・サウンド)

なぜか聴くと郷愁の念に駆られてしまう、ノイズ混じりの揺らいだ音色。そこにタイムの短いGLIDE(黄枠)を加えると、たまにキュンとつまづきそうになる様子が愛おしい。さらに温かなコーラス・エフェクトを加えて愛しさ84割増に。もう君のコーラスなしではいられない...  

[Model 84製品ページ]

 

 


 

Sakiko Osawa

Vol.7:SPENSR
Model 72

シンガー/ビート・メイカー/プロデューサー
シンガー/ビート・メイカー/プロデューサーのカズキ_ウツミが、2019年より始動させたソロ・プロジェクト。作詞曲、アレンジ、演奏、デザイン、一部映像もセルフ・プロデュース。Spotify公式プレイリスト“Soul Music Japan”のカバーに抜擢されるなど、リスナー数が急増中。アーティストへの楽曲提供も多数行っている。
公式X

Model 72(Preset #1 - Lead)

パルス波と矩形波を用いて作成した、主にリードとして使えるプリセット。OSCILLATOR 3のTUNEツマミを短3度(赤枠)に設定し、ハーモニーを生成。試聴音源の後半のように、モジュレーション・ホイールをカットオフに連動させているので、演奏中でも明るいサウンドに調整できる...  

[Model 72製品ページ]

Model 72(Preset #2 - Bass)

こちらもパルス波と矩形波を用いた、粘りのあるベース・サウンド。アタックを遅らせる(黄枠)ことにより、レイドバックしたリズムに合うようなイメージだ。ベロシティでフィルターやエンベロープのかかり具合が変化するようにしているので、演奏に感情を乗せやすいのではないだろうか...  

[Model 72製品ページ]

 

 


 

Sakiko Osawa

Vol.6:Sakiko Osawa
Model 82

DJ/クリエイター
DJとして、『MUTEK』『りんご音楽祭』『春風』『Re:birth』など国内外のさまざまなクラブやパーティー、フェスに多数出演。ミュージック・ブランド、OIRAN MUSIC設立と同時に、アムステルダムの7 Stars Musicから「Tokyo Disco Beat」で世界配信デビュー。iTunes エレクトロニック アルバム・チャートにて2位を記録する。
公式サイト

Model 82(Preset #1 - Bass)

SUB OSCをメインにしたボトムが効いたベース・サウンド。サンプル音源では、前半と後半でSUB OSCのオクターブの変化とDOUBLINGのかかり具合を変えてみました。後半の音が太く広がりがあるようになっているので、その違いを感じ取ってみてください...  

[Model 82製品ページ]

Model 82(Preset #2 - Lead)

LFOの速度を速めてトレモロの効果を作ったディスコ風のリード・シンセ。アタックを気持ち遅めにして、PORTAMENTOもかけているので少しうねりのある音になっています。フレーズはSEQUENCEを使用して作り、後半でTRANSPOSEを使ってキーの変化を加えています...  

[Model 82製品ページ]

 

 


 

Fellsius

Vol.5:Fellsius
Heartbeat

トラック・メイカー
2017年よりTREKKIE TRAXに所属。国内ではKORGやPERIMETRONなどどのタイアップ、国外ではA-Trak主宰のFool's GoldやLAの気鋭ベース・ミュージック・レーベル、DOMEOFOOMなど多数の海外レーベルからの楽曲リリースを成功させている。
公式X

Heartbeat(Preset #1 - 疾走感のあるダーティーなビート)

ひずんだキックとスネア・ロール、せわしないハットで疾走感のあるダー ティーな音像のビートにマッチしたプリセットです。AUTO LAYER MA CHINEで、スネアはSDRIM、SDCLP、Perc 1の3つをレイヤーしまし た。Perc は、キックやスネアなどにレイヤーしても面白いと思います...  

[Heartbeat製品ページ]

Heartbeat(Preset #2 - アタッキーでスウィングする四つ打ちに)

アタッキーでスウィングの効いた四つ打ちに合うプリセット。Dyna-miteのゲートによる揺らぎ、PONGノブによってL/Rを移動するパーカッション、ピッチを上げたタム的なキックが特徴です。デモでは、ECHOのTimeをリアルタイムに変化させ、上ものを奇妙で有機的な音像にしています...  

[Heartbeat製品ページ]

 

 


 

木内友軌

Vol.4:木内友軌
Vocoder & Tape Echoes

音楽プロデューサー/作詞家/作編曲家
バンドとクラブ・シーンにて培ったハイブリッドなサウンドと、アーティストの潜在能力をマッチさせたプロデュースが定評。Web3における音楽プロデューサーとして、海外のプロジェクトにも積極的に参加。最新作は、新塘真理『ピンク髪と海のお話』
公式WEBサイト

Vocoder(SolidVocorder)

楽曲を彩るコーラスに、もちろんソロとしても使えるように“グルーブが出る音”をテーマにしました。サウンド・デモでは“This is TK’s style Vocoder Sound DaDa DaDaDDa”と言っています。音作りの際は、言葉のリズムにグルーブが出るように設定していきましょう...  

[Vocoder製品ページ]

Tape Echoes(8Echo middleBPM)

Vocoderで作ったプリセットを、ローファイ系のリードに使えそうな設定にしてみました。Tape Echoesのキャラクターがよく出るように、DIRTは強めの設定にしたので、サウンドの特徴をつかんでもらえると思います。良い感じに汚れたリバーブの響きになってくれるのもお気に入りです...  

[Tape Echoes製品ページ]

 

 


 

HATAKEN

Vol.3:HATAKEN
Modular

モジュラー・アーティスト
1990年代よりシンセ奏者として活動。2013年から東京モジュラーフェスティバル(TFoM)をデイブ・スキッパーとともに毎年開催。世界中のモジュラー・シンセ・メーカーや、モジュラー・シンセを演奏するアーティストを招き、国内でのモジュラー・シンセの普及に努めている。
公式サイト

MODULAR(HATAKEN's Patch A Sound)

音域の異なる3基のオシレーターを、スケールを合わせて個別にシーケンサーで鳴らし、さまざまなディバイドのクロックを選択スイッチにアサインし、S&Hで選択させています。ランダムなようで大きなサイクルのジェネレーティブ・ミュージック風。100BPM想定です...  

[Modular製品ページ]

MODULAR(HATAKEN's Patch B Sound)

フィルターでキックを作り、ベースやハットを加え、Pulse-Width Modulationを生かして飽きの来ないループを生成。そしてS&HのソロをVCAにゆっくりとしたモジュレーションをかけて出たり入ったり、パンさせたりしています。80BPMでどうぞ...  

[Modular製品ページ]

 

 


 

Soda Sphere

Vol.2:Soda Sphere
Parallels

作曲家/サウンド・クリエイター
23歳の作曲家/サウンド・クリエイター。18歳のころにSTEINBERG Cubaseを用いた作曲を始める。3年後には登録者数311万人を誇るYouTubeチャンネルAirwave MusicTVから代表曲となる「You And Me」を発表し、世界のトップDJの一人であるニッキー・ロメロからサポートを受ける。
公式X

Parallels(Nostalgic Pad)

Nostalgic Padプリセットは、環境音的なEBISU1、分厚い音のPHYS MOD3という2つの波形を使った、曲の土台を担うノスタルジーな雰囲気のパッド・サウンド。上下ソース・セクションの間にあるSOURCE MIXノブで空気感を調節できます。リバーブが非常に高級感のある響きで気持ち良いです...  

[Parallels製品ページ]

Parallels(Dreamy Pluck)

Dreamy Pluckプリセットは、曲のイントロやブレイクの空間埋めに使用するプラック・サウンドです。音が太く、シンプルな音作りでも楽曲の中で際立って鳴ってくれます。画面左側のモジュレーション・ポッドの2段目、MOD BのSHAPEを調節することで、中低域の甘い音の出力に変化を付けられます...  

[Parallels製品ページ]

 

 


 

Blacklolita

Vol.1:Blacklolita
Statement Lead & Monoment Bass

サウンド・デザイナー/音楽クリエイター
2012年に音楽活動を開始し、ダブステップを軸にさまざまなダンス・ミュージックやゲーム音楽を制作する。そのほかシンセに関する講座や記事の執筆、サンプル・パックのデベロッパーKYMOGRAPHの運営も手掛けている。
公式X

Statement Lead

Statement Leadは、5オクターブの音域を鳴らすことができ、オーケストラ・ヒットやレトロ・フューチャーな80's感あるリード、現代風の力強くも耳なじみのあるサウンドなど、リード、パッド系に特化したシンセです。アナログ・シンセから録音した波形を90種類も搭載し、ソロで鳴らすだけで曲中に抜群の存在感を放つ華やかさがあります。ほかのリードにレイヤーしてもアナログ・シンセ由来の分厚さを付与できるため、1曲の中に何台でも立ち上げたいシンセと言えるでしょう...  

[Statement Lead製品ページ]

Monoment Bass

Monoment Bassは、ベースに特化した低音の豊かな波形が数多く収録されたシンセ。基本的な使い方や見た目はほぼ同一で、Statement Leadを扱えるのであれば即扱える便利な仕様です。EFFECTSタブのDRIVEでは、すべての周波数帯域にドライブがかかるMODERNと、低域にフォーカスしてかかるTRANSF.の2つのモードから選択でき、好みのベース・サウンドにより近付けることができます。またAMBIENCEでは、ベースに5種類のエア感をシミュレートしたリバーブをサウンドに適用可能。昨今では、ベースに対してもリバーブをかけたりするサウンドも珍しくはないので、画期的で面白い試みですね...  

[Monoment Bass製品ページ]