Softube x Tonelux Dezigns

Tonelux Designsは、オーディオ業界の伝説的人物ポール・ウォルフが設立した米国のメーカーであり、Equaluxデュアル・ラック・マウントEQやTILTラック・トーン・コントロールなどをリリースし、オーディオ・プロフェッショナルの間で広く認知されています。

SoftubeとToneluxは、TILTラック・トーン・コントロールのプラグイン・バージョンTonelux TiltとTilt Liveを共同開発しています。また、数量限定のハードウェアでミュージシャンとサウンド・エンジニアに愛用された、Fix Flanger & Doublerもプラグイン・バージョンで蘇らせています。

 

今回レビューするSOFTUBE Tonelux Tiltは、TONELUXのモジュール型マイク・プリアンプMP1Aに搭載されていたトーン・コントロール部分=Tiltコントロールをモデリングし、プラグイン化したものです。同社の製品は日本ではまだまだレアな存在ですが、モデリングには定評のあるSOFTUBEによっていち早くプラグイン化されました。筆者も実機のMP1Aのサウンドは未聴ですが、かつてのEQに無かった"Tilt" "Loud"コントロールには興味津々です。本プラグインはRTAS/VST/Audio Unitsに対応するほかTDM版もあり。TONELUXの開発者であるポール・ウオルフ氏と共同開発されており、実機に無かったコントロールや機能が追加されています。モデリング・プラグインでありながら多くの追加機能が盛り込まれた本製品には、ライブ会場での使用に特化した"Tilt Live"というバージョンも付属してきます。そのサウンドとともに、実際の現場でどのように活用できるのかをチェックしていきたいと思います。 [レビュー記事の続きを読む]

甲斐俊郎(BOND&Co.)

TONELUXは、残念ながら現在日本に代理店が無いためあまり認知されていませんが、API 500シリーズから中型のコンソールまで数多くのハードウェアを出しています。本製品はTONELUXのマイク・プリアンプ、MP1A、5AのEQ部分であるTiltをモデリングしたプラグイン。ハードウェアのTiltは、650Hzを中心に高域と低域をシーソーのように±6dBブースト/カットするEQです。その機能に、低域と高域を同時にブースト/カットするラウドネス効果を得られるLoudモードのほか、ハードには無いハイパス/ローパス・フィルターとフェイズ、アウトプット・レベルを追加しています。私はボーカル・トラックの幾つかに、EQ、コンプで音作りした後に入れて、最後の微調整で愛用しています。 [レビュー記事の続きを読む]

森元浩二.(レコーディング・エンジニア)

 

Tonelux Designsについて詳しくは、www.tonelux.comをご覧ください。

  • <Fix Phaser>
    ポール・ウォルフ氏デザインのオールインワン・フェイザー

    12,570円
  • <Tonelux Tilt>
    ポール・ウルフ氏とSoftubeが共同で開発しToneluxのサウンドをプラグイン化

    11,300円
  • <Fix Flanger & Doubler>
    伝説的な音響機器デザイナーであるポール・ウルフ氏のビジョンをプラグイン化

    18,920円