Tube-Tech CL 1B

光学式コンプレッサーは、入力信号に対して独特の魅力のある音楽的な反応をしますが、当然ながらどれも同じというわけではありません。Tube-Tech CL 1Bは光学式コンプレッサーの可能性を知るための最高の例です。非常に多くの用途に活用でき、ノブを回せば柔らかく穏やかなサウンドから歯切れ良くパンチの効いたサウンドにまで幅広く変化します。

Tube-Tech CL 1Bは、確固とした個性がありながらも、様々な状況で多様な音源に使うことができます。穏やかで自然なダイナミック・コントロールとして使えますが、設定によっては、あらゆる素材からエネルギーや活力を引き出すこともできます。周波数成分に応じて信号の扱い方が変わるという性質から、周波数の範囲の広い素材に使うと非常に好ましい結果が得られます。例えば、ロー・エンドの制御と歯切れの良いプレゼンスの両方を必要とするエレクトリック・ベースや、ワイドなサウンドでオーディエンスとの距離が近くなければならないアコースティック・ギターなどに効果的です。そして、光学式の特徴がフル・ミックスにふさわしい場合もあります。

CL 1Bのサウンドの大部分は、光学式ゲイン・リダクション回路の傾向によるものです。最初のリリース・タイムが非常に速く、その後大幅に遅くなって、完全に元に戻るまでに数秒かかる場合があります。これによって、素材全体に対する制御を保ったまま、信号内の短いイベントを透過的に制御できます。こうしたサウンドとテクスチャーは、ほかのコンプレッサーには見られません。

このTube-Tech CL 1BはTube-Tech Classic Channelバンドルにも収録されており、有名なTube-Tech PE 1C "Pultec"Tube-Tech ME 1Bも含まれています。

実機を正確にモデリングしたSOFTUBEの実力を示すプラグイン

山内”Dr.”隆義レコーディング・エンジニア|山内”Dr.”隆義
「SOFTUBEのCL 1Bはもはやその実機そのもの……としか言いようが無いほど見事にモデリングされている。それは、ルックスもそうだが、各ツマミ、ゲイン、スレッショルド、アタック、リリースのスムーズな動作、筆者が良く使う“fix”での入力音に対するリニアな反応。そして、リダクション量と一致した正確な動作をするレベル・メーターは本当によくできている。肝心な音も、実機のCL 1Bそのもの! クリーンでハイファイ、真空管ならではの繊細な倍音の付加の具合も...  
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概要

  • 多用途でありながら個性豊か
  • 真空管ゲイン段のある光学式コンプレッサー
  • Tube-Techの設計者との共同制作
  • 個々のコンポーネントを忠実にモデリング
  • 外部サイドチェーン・コントロール
  • 見事な描写のGUI!
  • CPU負荷が非常に低い

TUBE-TECHとPE 1Cの商標についての視覚的および聴覚的なすべての参照資料はLYDKRAFT社からの許可書に基づいて作成されています。 その他すべての商標はそれぞれの所有者の所有物であり、情報提供のみを目的として使用されています。

Tube-Tech CL 1B製品紹介ビデオ
Classic Channel - 特徴とチュートリアル
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本当に忠実でとても精密な、CL 1Bハードウェアのレプリカです。自然で音楽的なコンプレッションをついにプラグインで体験できるようになりました。

ジョン G.ピーターセン(Tube-Techの設計者、社長

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CL 1Bはどんな時にも頼れる本物のコンプレッサーです。ベースにボーカル、ドラムと、あらゆるトラックに最適です。正確に調整できるうえ、2〜6dBの範囲でピーク・コンプレッションを選択することで、透明感のあるニュアンス程度から典型的な圧縮作業にいたるまで、どのようなダイナミック・コントロールにも完全に対応します。印象的でカラフルな特性を備え、オーディオの大幅な圧縮にも役立ちます。私にとって大当たりの品であり、今後はすべてのミックスでの主力選手となるでしょう!

バリー・ルドルフ(『MIX Magazine』誌の寄稿編集者、ロサンゼルス『Music Connection Magazine』誌の「New Toys」欄のコラムニスト

クリックして、AES NYC 2009でSoftubeのブースにたむろすトニーの画像を表示左から、トルステン、トニー、オスカー

自分にとっては、これまで聴いたうちで最もよくハードウェアを再現しているプラグインです。素晴らしい。

トニー・シェパード(プロデューサー/ミキサー/エンジニア。マドンナ、フェイス・ヒル、ホイットニー・ヒューストン、ライオネル・リッチー、エルトン・ジョン、バック・ストリート・ボーイズなどを手がける)

クリックして、Necromorbusスタジオのトーレ・スジェーナの画像を表示

Tube-Tech CL 1Bは優れた万能コンプレッサーです。様々な状況に対応し、どれだけハードにドライブさせても思ったとおりに動いてくれます。

トーレ・スジェーナ(プロデューサー/ミキサー/マスタリング/ライブ・エンジニア。 ヴァーテイン、フューネラル・ミスト、Ofermodなどのブラック/デス・メタル・バンドを手がける)

クリックして、次の動きを考えるコーエン・ヘルデンスの画像を表示

Tube-Tech CL 1Bはこれまで聴いてきたうちで間違いなく最高のボーカル・コンプレッサーです。きわめて滑らかでありながらもコントロールされています。私はミキシング・セッションのリード・ボーカルの9割にこれを使っています。

コーエン・ヘルデンス(ロサンゼルスを拠点に活動する、国際的なミキシング・エンジニア。複数のプラチナ・ディスクを獲得。ビヨンセ、リル・ウェイン、ミッシー・エリオット、ティンバランドなどのアーティストを手がける)

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CL 1Bプラグインには感謝の言葉が見つかりません。音が抜群。GUIが素晴らしい。ノブを調整し始めるまで、単なる画像かと思っていました。膨大な数のプラグインを所有していますが、これまで見たうちで、CL1Bプラグインはハードウェアを最も忠実に再現しています。

トニー・シェパード(プロデューサー/ミキサー/エンジニア。マドンナ、フェイス・ヒル、ホイットニー・ヒューストン、ライオネル・リッチー、エルトン・ジョン、バック・ストリート・ボーイズなどを手がける)

今やCL-1Bはソフトウェア・コンプレッサーの第一候補です。ボーカルには外せません。また、ベース、シンセ、ドラムのバスにTube-Tech特有の温かみを加えることもできます。

セーレン・バルスナー(カーパーク・ノース

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Softubeを初めて知ったのはTube-Tech CL 1Bを通じてのことでした。トラッキングにオリジナルのハードウェアをずいぶん使いましたが、プラグインはこのソフトウェア・バージョンとして優れていると思います。

ジョン・ノルテン(レコーディングおよびミックス・エンジニア。プリンス、レディー・ガガ、メイシー・グレイ、バック・ストリート・ボーイズなどを手がける)

これまで聴いたうちで最も温かみがあり、自然で、最も音楽的なコンプレッサーのひとつです。これは買いです。

ジョノ・ブキャナン(『Future Music』誌ライター

クリックして、AES NYC 2009でSoftubeのブースにたむろすトニーの画像を表示左から、トルステン、トニー、オスカー

...何時間もかけてハードウェアからソフトウェアへの移し替えを行いましたが、その間は「信じられない」が口癖のようになっていました。

トニー・シェパード(プロデューサー/ミキサー/エンジニア。マドンナ、フェイス・ヒル、ホイットニー・ヒューストン、ライオネル・リッチー、エルトン・ジョン、バック・ストリート・ボーイズなどを手がける)

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全体として、CL 1Bは素晴らしいコンプレッサー・プラグインです。微量の圧縮も優れた音色作りもこなします。

『Computer Music』