Fix Flanger & Doubler

伝説的な音響機器デザイナーであるポール・ウルフ氏のマインドを元にした、新しいFix FlangerとFix Doublerが誕生です。1960年代のクラシックなフランジングおよびボーカル・ダブリングのサウンドを受け継ぎながらも、デジタルの世界のあらゆるメリットを備えています。

1979年、ポール・ウルフ氏はあるビジョンをまとめ上げました。これは、数量限定のハードウェアであり、ミュージシャンとサウンド・エンジニアに愛されました。このビジョンをプラグインとして蘇らせたのがFix Flanger & Doublerです。ステレオ感の拡大手法を備えた実用的なフランジングの他、豪華なコーラスと豊かなテクスチャーでボーカルのダブリングをプロセス可能です。

どちらのユニットも非常に滑らかでクリーミー。Fix Flangerは真っ先に必要とされるフランジャーであり、そのサウンドはリアルな旧来のフランジングに現代的なスパイスが加えられてる。そしてFix Doublerは素晴らしい音質と深みを加えてくれる。

Ross Hogarth
グラミー賞受賞プロデューサー、ミキサー、エンジニア(ヴァン・ヘイレン、Keb 'Mo'、R.E.M.、ジギー・マーリー)

再考されたクラシックなフランジング
Fix Flangerは極めて多才です。このフランジャーでは、自動スウィープが備わったクラシックなギター・ペダル方式のフランジングと、手動モードでの直接的な操作の両方が可能です。VSOモードでは、サーボ・モーターの反動がエミュレートされ、ゼロ地点を通過する真のフランジングが実現する、前例のない実際的なコントロールを利用でき、正にテープ・マシンのようです。タップ・テンポ・スウィープ、独自のステレオ感の拡大手法、選択可能なディレイの極性などの追加機能によって、Fix Flangerは万能なフランジャーとなっています。

シンプルなダブリング
Fix Doublerはボーカルやポリフォニック楽器にテクスチャーと類いまれな豊かさをもたらします。Fix Flangerのアルゴリズムは、合理的なインターフェイスとポール・ウルフ氏による独自のオート・ダブル・アルゴリズムと組み合わされています。これによって、かつてないほど簡単に、豪華なコーラスと豊かなレイヤーをボーカル・トラックに加えることができます。オート・ダブル機能を使うと、3ミリ秒というわずかな遅延で、フランジングのない滑らかなダブリングを行うことができます。これは今までに誰も実現できなかったことです。

ダブル効果だけでなく音質の変化も期待できクリエイティビティも促進

木内友軌 シンガー・ソングライター、音楽プロデューサー、DJ
木内友軌
「Fix Flangerの注目すべきところは、テープを使った元来のフランジング・サウンドの仕組みをエミュレートしてあるところ。VSOモードをオンにしてVSOつまみをいじることで、テープのスピードを操作している効果が得られます。SLOWからFASTへ変化していく際に音が膨らむような弾力がある効果が、ほかのフランジャーにはない音がして好きです。個人的にMIXつまみによるドライ/ウェットのブレンド具合もなじみがよく...  
[私が使うSOFTUBEプラグイン記事の続きを読む]

概要

  • Fix Flangerは緻密な制御力と柔軟性を備え、クラシックなフランジング・サウンドを提供
  • 前例のない実際的なVSOコントロール。サーボ・モーターの反動をエミュレート
  • Fix Doublerはボーカルに豪華なコーラスと豊かなテクスチャーを提供
  • オート・ダブルは独自の手法を用いて正確な位相相殺を行い、自然な響きのダブラー効果を作り出す