OPTO Compressor

光学式の温かみとスムーズさをもたらすコンプレッサーがプラグインに

OPTO Compressorのモデルとなったクラシック&レジェンド・コンプレッサーは、最もクラシックなコンプレッサーとして称賛され、真空管によるニュアンスに富んだ個性と演奏の細やかなニュアンスを繊細かつナチュラルに引き立てることで有名です。

OPTO Compressorは、その温かくスムーズなトーンの特性はそのままにエミュレートし、DAWベースの音楽制作に適したドライブ、サイドチェーン、ステレオ・リンク、ハイのメイクアップ、ドライ/ウェットなどの現代的機能も新たに搭載。これらのコンビネーションによって、1960年代のオリジナル・ユニットに搭載されていたT4オプト・セルによるマジックが得られるだけでなく、Softubeの優れたサウンド・クオリティと効率的なワークフローまでも提供します。

OPTO Compressorは、プロ・オーディオの世界では定番となっている真空管光学式コンプレッサーのスロー・アタックとスムーズなキャラクターに加え、DAWに理想的な特性と幅広いパラメーターを備えています。 ドライ/ウェット・ノブとサイドチェーン・セクションは、詳細な制御と汎用性の向上によってミキシングとマスタリングに役立ちます。ドライブ・ノブでは、オリジナル・ユニットの歪みと特徴の量をゲイン・リダクションとは別に指定でき、ミキシングの際にはオリジナル・ハードウェアよりも便利となっています。ステレオ・リンク・スイッチでは、左右でゲイン・リダクションがリンクした「Linked」モードと、個別にゲイン・リダクションを行う「Unlinked Dual Mono」モードを切り替えられ、ハイのメイクアップ機能は音源のコンプレッション時に僅かに失われる高域を補正します。OPTO Compressorは、ボーカル、ギター、ベースにナチュラルな温かみとスムーズさを加え、特にボーカル・トラックに対してはFET Compressor Mk IIの後にセカンド・ゲイン・リダクション・ステージとして使用すれば、さらに優れた効果が得られます。

 

SOFTUBEからクラシックなコンプレッサー3機種をエミュレートしたIcons: The Compressor Collectionがリリースされました。Mac/Windows上でAAX/AU/VST2&3に対応。有名な実機を元にプラグインならではの機能をプラスした、実作業で使いやすいものとなっています。私も本バンドルに含まれているFET Compressor MK IIの前身FET Compressorを愛用していました。そんなSOFTUBEがリリースした、ビンテージ・コンプレッサーとしてはある意味ベーシックともいえるモデルを再現した3製品。さて、どんな仕様なのか、1製品ずつ見ていきましょう。

森元浩二.
prime sound studio formチーフ・エンジニア
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主な特徴

  • 1960年代の最もクラシックな光学式コンプレッサーをエミュレート
  • 温かみとスムーズさ、そしてサウンドにキャラクターを付加
  • 真空管の絶妙な歪みまでも忠実にモデリング
  • ドライブ、サイドチェーン、ステレオ・リンク、ハイのメイクアップ、ドライ/ウェットなどの現代的な機能を追加
  • Softubeの次世代ミキシング・システムConsole 1シリーズに対応
  • Softubeのコンプレッサー・コレクションICONS: The Compressor Collectionに収録

サウンドデモ