Vocoder

Softubeが示すボーカル・リシンセサイザー、それがVocoder。

Softubeから遂にボコーダーが登場!ベル研究所で開発されたボコーダーは、1970年代以降の音楽文化に密かな基盤を築き、Electric Light Orchestra、Imogen Heap、Daft Punk、Herbie Hancock、Kraftwerk、Beastie Boys、Laurie Anderson、Kanye West、Mogwaiなど多くのアーティスト作品で聴くことができます。

Softube Vocoderは、ヴィンテージだけでなく現代的なワークフローや機能も統合し、様々な音楽マテリアルをボコーディング可能なボーカル・リシンセサイザーに仕上がっています。6ボイスのキャリア・セクションには4種類の上質な波形に加えて、コードでのトランスポーズ機能やアタックおよびディケイ・エンベロープを用意。リシンセシス・セクションには5段階のバンドパス・フィルターに、サウンド・クオリティを高めるエンファシス/スペクトラル・ティルト/シェープ機能を搭載。さらに、破裂音や高域の子音を制御するアンボイスド・セクション、特定のフォルマントをホールドする先進的なフリーズ・セクション、繊細なビブラートからドラマチックなエフェクト効果までをカバーするピッチ・モジュレーション・セクションなども統合しています。高品質なサウンド、秀逸のシェイピング・ツール、インスピレーション豊かなワークフローにより、これまでにないクリエイティブなボコーディングを提供します。

ロボット・ロック
Softube Vocoderは、ヴィンテージ・ボコーダーのルック&フィールでイマジネーションを捉えます。MIDIコントロールにも対応し、優れたキャリア・シンセサイザーで生成されるサウンドをDAWで活用できます。Softube Vocoderはボコーダー・サウンドを模倣するエフェクトではなく、真のボコーディングを提供します。ドラムを含むさまざまな音源に対応し、ヴィンテージ感溢れるトーンと優れた操作性でエレクトロニックやポップスの制作にも理想的。レトロ・クラシックとなった最先端のインストゥルメントで、スタジオやライブで枠にとらわれない演奏を楽しめます。

 

こういったプラグインは、まずはプリセットから触っていくことが多いのだが、立ち上げた状態のいわゆるデフォルトの設定がとてもよくできている。オクターブを低く設定し、バンド数を少なくするとあっという間にロボティックになり、TRANSPOSE CHORDボタンでコードを指定し、バンド数を16または20にすると汎用性の高いボコーダー・ボイスに。波形をホワイト・ノイズに変えると、あら不思議、まるで耳元でささやかれているようなウィスパー・ボイスに大変身した。このように、少ない作業工程で狙った効果を得ることができるのである。前述の通り、プラグインの使用に即時性を重要視する筆者にとっては、とても強い味方になってくれそうなボコーダー・プラグインだ。

フジムラトヲル
TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDリーダー
[レビュー記事を全文読む]

コンピュータ・ラブ
Softube Vocoderの極めて重要な要素のひとつが、優れた6ボイス・ポリフォニック・キャリア・シンセサイザーです。ノコギリ、矩形、ノイズおよびパルスの4種類の波形から選択し、オクターブ調整、ピッチ・モジュレーション、パルス・モジュレーションを選択することも可能です。さらに、アタック・ホールド・ディケイ・エンベロープはシンプルな操作で従来のADSRに代わりその瞬間にフォーカスしたパフォーマンスを実現。一方、アンボイスド・セクションは破裂音や高域の子音をコントロールし、ドラムのトランジェントや聴き取りにくいボーカルの音節にリアルさをもたらします。クラシックなボコーディングとSoftubeのイノベーションがもたらすサウンドにより、ユーザーが夢みるサウンドをフルカラーで表現します。

 

ボックスを音で埋め尽くす
4、8、12、16、20の可変バンドにより、フルスペクトルのシンセ・サウンドからロボット・ボイスまで様々なサウンドをクリエイトできます。奇数-偶数で左から右にバンドを割り当ててステレオ幅を構築できたり、3つのノブでリシンセシス・セクションのサウンドを簡単に調整できます。レゾナンスをコントロールしティルトで高域または低域を優先したり、全音域のスピード感をまとめて調節したりも可能。フリーズ・セクションを使用すれば、さらに創造力を自由に発揮できます。フリーズ・セクションで特定のフォルマントをマニュアルでリズムホールドしたり、DAW同期でビートを細分化したりもできます。独自機能と直感的なワークフローで、Vocoderはより高次元の芸術性を呼び起こすでしょう。

 


 

木内友軌氏のプリセットをGET
Blacklolitaクリエイター/エンジニア達によるSOFTUBEプラグインのレビュー&プリセット提供企画、サウンド&レコーディング・マガジン「SOFTUBEプラグインを使いこなす!」Vol.4では音楽プロデューサー木内友軌がヴィンテージ・ボコーダーVocoderとダーティーなテープ・エフェクトTape Echoesをチョイス。「Vocoder、Tape Echoesともに視覚的にも分かりやすいので、感覚を生かしてどんどん触ってみてください。2つを併用すれば、ボコーダーによるデジタルの洗練された趣がありつつも、生き生きとしたサウンドを演出することができます」と語る木内友軌氏は、果たしてどの様なプリセットをクリエイトしたのか!?
[プリセットをGET]

 

主な特徴

  • Softubeのイノベーションでビンテージ・ボコーディングのルック&フィールを実現
  • 高品質なサウンド、秀逸のシェイピング・ツール、インスピレーション豊かなワークフロー
  • 上質な6ボイス・ポリフォニック・キャリア・シンセサイザーは4種類の波形(ノコギリ波、矩形波、ホワイト・ノイズおよびパルス波)から選択可能
  • 操作性に優れたアタック・ホールド・ディケイ・エンベロープ
  • 画面上でコードを作成してからMIDIノートでトランスポーズ可能なトランスポーズ・コード・モード機能
  • 破裂音や高域の子音を制御するアンボイスド・セクション
  • 偶数帯と奇数帯の幅を調整するステレオ・ワイドニング機能
  • ボコーダー出力のスペクトル・ウエイトを素早く設定可能なスペクトラル・ティルト機能
  • 4、8、12、16、20から選択可能なバンドパス・フィルター
  • 特定のフォルマントをマニュアルやMIDIノート経由またはDAW同期でリズムホールドできるユニークなフリーズ・セクション
  • 再合成の漏れをコントロールするシェイプ・セクションと各帯域のレスポンスを管理するエンファシス・セクション
  • 繊細なビブラートからドラマチックなウォブル・エフェクトまで追加可能なピッチ・モジュレーション・セクション

サウンドデモ